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 まだずっと先のことと思っていた北海道新幹線が、かなり身近なものになってきた。それにしても実際に利用できるのはまだずっと先のことで、その頃はあの世から良かったねと眺めていることになるだろう。新幹線開通についていくつか気になることがある。一つは、事故を繰り返してきた北海道JRで、事故なく新幹線を運行できるのだろうかということだ。こればかりは、北海道JRの技術力と管理能力、経営力に期待するしかないのだが、走ったはいいが事故多発では目も当てられない。まだ時間は十分あるのだから、しっかり対応してほしいと願うところだ。

 
 第二に今問題になっている、価格設定の問題だ。ちょっと価格設定が高すぎるのではないかという指摘がありJRでは防戦に努めている。北海道JRの企業内容を勘案すると、乗車料は高めに設定せざるを得ないようだ。経営上の問題は当然無視できないが、かといって飛行機と大差ないのであれば、利用者は飛行機を選びそうな気もする。安全面ではどちらがいいのか、旅の快適さではどうなのか、どちらが疲れないか、どちらが安上がりか、いろいろ比較要素はあるが、価格設定はその成否に重要な要素だと思う。
 
 第三に折角これから新幹線が走ろうというのに、北海道の売り物である観光というか、レジャー施設に外国資本が参入してきていることだ。トマムに中国資本が参入したというニュースがあったが、ルスッツにも欧米資本が参入してくるらしい。地元は何をやっているのかということになりそうだ。観光を重要産業として位置付けている筈なのに、やすやすと外国資本の参入を許してしまうとは如何なものかと思う。地元業界、そして行政もしっかりして欲しいと思うのである。一般に交通が便利になれば、華やかな方、便利な方に人は流れていく。新幹線が人口の流出をもたらさぬよう、北海道活性化の起爆剤になるよう祈っている。


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