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一年ブログをさぼっていた間には

そりゃあ色々あった。

中でも最も大きかったのは、番傘110年大会という、

伝統ある番傘川柳本社の110年目の

大会のお手伝い。

てゆーか、スタッフ。

番傘の右も左もわからない上に、

年功序列の厳しい世界だ。

しかも口伝!

アーカイブという思考が無いのか、

いや、川柳とは紙に書いた途端に過去になる、

という芸術至上主義なのか。

とにかく、見て覚えろ的な徒弟制度のような、

大会準備の流れらしい。

スタッフの多くはメモを取るという基本的なことはせず、

「心のメモ帳に書いている」という、

ポエムな発言まで出る始末。

ああ、ポエム。

ポエムでお客700人さばけるならば、

(実績は482名)

イイノホールでも武道館でも、

どれだけでも詩ぐらい吠えまくるのに。

さらには個人からの電話攻撃。

資料も無く経験も無い者が叩かれるのは当たり前。

先輩ばかり、年長者しかいない世界で、

叩かれるのは当然だろう。

現実には辛い作業が延々と続いた。

これは奈良の国民文化祭とはまったく違う辛さだ。

相手は110年も大会やってきたところだ。

国民文化祭の初々しい大会とは違う。

しかも働かせたうえに、当日の司会までせよと言う。

司会がどれだけ大変かって言うと、

すんばらしい仕事、名誉ある仕事と勘違いしている人が

多いってことだ。

なので、やりたい人にやってもらうのが

一番なのではないかと思う、本当に。

私は司会のプロでも何でもないので、

着飾ってちゃらちゃらして舞台に立ってスポット浴びて、

ということが辛いのである。

プロではないってことは、

全責任を自分で負わなければならないし、

台本の時間の組み立てから、

舞台進行まで何もかも一人で考えなければならない。

事務所通してくださいって言えないということ。

さて、しかし。

そんな中、励ましてくれたのは、やはり森中惠美子さん。

川柳の心を一番わかっているのは、

この人しかいないだろう。

天下の番傘、なんてうわすべりなことは言わない。

それで、惠美子さんから、苦労かけてるわねと

言われると、頑張ろうと思ってしまうのだ。

・・・私、どこまでやれるだろ。

*

*

昨日、訃報が飛び込んできた。

ふらすこてんの筒井祥文さんが亡くなった。

1月のふらすこてん最後の句会で会った時は、

少し痩せたなと思いつつも、

元気そうに見えた。

ふらすこてんを解散して、少し時間もできたから、

また、やまと番傘にも寄らせてもらう・・・と、

おっしゃっていた。

まさかまさかの死の知らせに、

昨日は高士ともども打ちひしがれていた。

苦しかっただろうか。

誰かそばにいたんだろうか。

ぐるぐるとそんなことを話していた。

残念でならない。

ご冥福をお祈りします。

なお、通夜、葬儀は家族でされるとのこと。

後日、お別れの会をされるようである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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少し頑張ってみよう     ~あんまりです、祥文さん”にコメントをどうぞ

  1. くみ on 2019年3月8日 at 11:27 AM :

    きりりさん お疲れさまでした。
    何だかんだと 言っても やらなくてはいけない❗また やってしまうのも きりりさん、です。上の内容 わかるなあ~って感じです。
    筒井祥文さん 存じ上げず 失礼します。

  2. 阪本きりり on 2019年3月17日 at 12:02 PM :

    くみさま

    こんにちは! いえいえいえ~い! やれる範囲でやってるだけですよ!
    ときどきはストレス発散しながら(こんなところで)
    少しは無理もしないとね。
    あとどれだけやれるかな・・・と、弱気になることも。
    それほどがんばれませんって  ヽ(^o^)丿。

    きりり

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