3月号近詠句からの鑑賞を、つくばね川柳会の江崎紫峰さんにお願いしました。
つくば市は科学技術都市ですが、私は筑波山と利根川と霞が浦に挟まれた自然環境抜群の牛久沼の畔に住んでいます。牛久駅前には元稀勢の里の手形碑があります。
【詩友作品】
○愛一途心底惚れた妻だった 山田 優
奥様の事をここまで詠める方は幸せです。川柳人は自分の意思・思いを作品にぶつけて下さい。
○スーパーで携帯片手妻の指示 加藤 哲郎
雑詠は日常を詠む事を信条としていますが、何故指示を受けたのか、指示を受けてどう思ったのか。そこまで突っ込んで詠めば句が活き活きとして来ます。
○椋鳥の群れ思わせる熟女たち 桑山 公一
面白い表現ですね。でも椋鳥と熟女がアンマッチかも。虚と実の皮膜を詠んで「言い得て妙」の川柳味ある句を作られるといいでしょう。
○咳をしてわっと周囲の冷たい目 高橋 良子
明治・大正・昭和でも詠める句は避けて、平成の後半から現代の句を詠まれると良いと思います。この句は新型コロナの感染で日本中が混乱している今を題材にしたのでしょうか。それならばグッドです。
【同人作品】
○温暖化大洪水の夢を見た 波多野律子
一般的な言葉の句はインパクトがありません。具体的な語句を入れないと同想句・類似句の中に埋没してしまいます。
○暖冬といえ豊橋の空っ風 藤原 緑郎
豊橋は空っ風が名物ですか。地域性を重視して詠めば独自性が出て来ます。空っ風でコロナウイルスを吹き飛ばして下さい。
○バックトゥーザ昭和ようこそ観覧車 やまぐち珠美
高い所でプロポーズすれば恋が成就し易いと言います。観覧車は夢があっていいですね。皆様も実年齢の八掛けで句を作ってみて下さい。
○ロウ梅が咲かなかったね今年また 小林くみ子
「ロウ梅」も特定して下さい。何処に咲いている梅ですか。「蠟梅」ですか「老梅」ですか。
○大同に就けず小異のまま野党 須崎 東山
気持ちとしては「与党に入りたかった」と言っているのでしょうか。「大同小異」の意味を取り違えているかも。
○クラス会美人やっぱり美人です 戸沢ほたる
クラス会や同窓会の句は「皆もマドンナも歳をとった」という句が多く、こういう句や「行く度に若返る」という句は少ないですね。皆様も歳なりの句ではなく若くて元気な句を詠んで、身も心も若くなって下さい。
紫峰さん、ありがとうございます。
川柳仲間に会いたいなぁ、と思いながら休日が何となく過ぎてしまいました。化粧もせずに(笑)
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