昨日は、公益財団法人とよはし文化振興財団さん主催の↑の式典が、穂の国とよはし芸術劇場(プラット)アートベースで行われました。今年は第40回ですが、豊橋駅前にプラットが出来たのを機に担当者が一新しました。今年は手探り状態ですが、年々より良い、市民に喜ばれるものになるように、応募者が増えていくように努力をしていきたいと話され、とても建設的です。
表彰式の後に、川柳の部、俳句の部、短歌の部の講評があり、閉式のことばの後に、懇親会会場が準備されています。
私に川柳の部の講評の依頼がありましたので、昨日は早起きをして原稿を作りました。途中ちょっとしたことがあり全部は話せませんでした。で、ここで
受賞者のみなさん、おめでとうございます。川柳の部の選評をさせていただく鈴木順子です。応募川柳190句の中には、三の丸会館で催された行事の尺八の演奏等を詠まれた句、吉田城のオブジェ.(104840の空き缶)を読まれた句、台風一過の後を詠まれた句、世界遺産になった富士山を入れて詠まれた句、日本にとって念願のオリンピックと関連させて詠まれた句、未だ復興途中の東日本巨大地震へ想いをはせて詠まれた句など、平成二十五年九月中旬が、しっかり詠われていました。選をさせたもらった時もそうでしたが、13日、14日もまた、あらためて、九月十九日の月を思い出していました。ここで私は、特選句と秀逸作品の講評をさせててもらいます、と話したところで、
川柳の選者席から「講評はここではしない」という声。
せめて、俳句の方にも短歌の方にも特選句と秀逸句の講評くらいは聞いていただきたい、前年だか前々年だかに短歌の方でそうした人もいたから用意した原稿だと思い直し、一瞬のことでしたが、「ここではだめですか、でも、会場の方にせめて特選句の講評だけは聞いていただきたいんですが、みなさんどうですか、聞いていただけませんか」と切り替えしていました。有り難いことに拍手が起こりました。
特選句 月あかり愛紡ぎ合う手話の指 の作品には、九月十九日の台風一過で清められた澄んだ夜空の清らかさ、静けさのなか、下五は「手話の指」となっていますが、私には、そういう方たちばかりでなく、健全者の恋愛、家族愛の紡ぎ合いも伝わってきました。 で、講評を終らせてもらいました。
後で、担当者の方に「講評をしていただこうと思っていたのに、ごめんなさいね」の言葉をもらいました。
各部に分かれての懇親会では、受賞句16句のうち、4人の選者が、自分が推した句しか講評はしないことに川柳はなっています。今年私が推した句は7句受賞でした。原稿にした秀逸5句のうち2句の講評は日の目を見れなかったです。で、ここで披露。
秀逸句1 名月がギネスの古城映し出す
私も城跡へ行きました。その時には人が居ませんでしたので、習いたてのダンス、ワルツを満月をパートナーにちょこっと踊ってみたりしたので、「古城を映し出す」に清々しさを感じます。
秀逸句2 満月に丸くなりなと悟される 花井 稔
「人生いろいろ」ですので、円満な心で月を眺めている人ばかりではなかったでしょう。下五の「悟される」、月は語りはしないけど眺めているうちに心穏やかになっていく、満月の慈悲を感じます。(諭されるだよねぇと思い、私はごめんなさいの句でした。身内とは知りもせず、ホントにホントに稔さんごめんなさい。笑)
秀逸句3 大笑いしているような満月だ 佐野フサエ
「大笑いしているような」が、この句の命だと思います。同じ思いで月を眺めた人は多かったかと思います。
秀逸句4 満月を桶にわたくしだけの月
「満月を桶に‥」 かなり独占欲の強い方かなと思われますが、私には、それがまた可愛くいじらしく愛おしく感じました。
秀逸句5 惚れ惚れと女がおんな見る月夜
「女がおんな」と「おんな」を漢字とひらがなに分けた技法がいいです。女性同士グループでのお月見。たびたび会っていて、いつもは「色気」など感じたこともない友人に、「あれ、今夜の彼女美しい」「女らしい」と感じたことが私にもあります。満月のなした魔法かな?と思います。
佳作入選の豊橋番傘の仲間の作品
赤裸裸な日本を月に見てもらう 藤原 緑郎
両の手で月と戯むる露天風呂 戸鹿島節子
俳句で佳作
次の世へ焦土の月を語り継ぐ 須﨑 東山
川柳の懇親会が終った後に、いつも気になっている(短歌や俳句の懇親会はどんな風に行われているのか)を思い出し、まだ終ってなかった短歌の部屋へお邪魔させてもらいました。佳作最後の句の評をされていました。
波の上を戯れ揺るる月の橋辿れば着かむ海の都に の作品です。
「海の都に」が「竜宮城」ではだめなんだ‥と講師先生が話されているところでした。作者が作句過程を話しながら「竜宮城」にしようか迷ったんです。他の講師も加わり話される‥穏やかな空気が流れていました。
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