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本

全国川柳作家集「淼」

編著者:徳長 怜
体裁:A5判ペーパーバック・112ページ
ISBN978-4-8237-1437-5
¥1,200 (ポイント24pt)

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主な内容

月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。作者自身による代表句の音声も収録。

ふあうすと川柳社副主幹を務める徳長怜は、幼いころ小川で掬った疑問のつづきとして、自身の句作を振り返る。ジャムの壜に水音を入れ、針穴に四万十川を通し、水曜日という名で生きてみる。水への尽きない親しみを起点に、身近なものと広大な自然、現実と想像とを自在に往還する。その詩的な飛躍について石部明は「詩の喚起力」と評した。作者自身は「殻の中で膝を抱いているタイプ」と語るが、句を詠むことは己をさらけ出すことでもある。世界の不思議に手をのばしながら、自らの内面にも静かに向き合った一冊である。

●収録作品より
ジャムの壜洗って水音を入れる
音が濡れるのでピアノは家にいる
針穴に四万十川を通すとこ
半角になれば並んで座れます
水曜日という名で生きてみるから

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