主な内容
月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。
下村由美子は、日々の暮らしから平和への願い、家族の記憶、老いと愛まで、身近な題材を軽やかにすくい上げる。第一章「肝だめし」、第二章「天邪鬼」の中で、蝶や花、凧など自然の景物に心の動きを重ね、社会の不穏さにも目を向けながら、言葉の切れ味と温かなユーモアで人生の陰影を描く。
●収録作品より
蝶々は祈るかたちで風を読む
蜂も来ぬ季節外れの花が咲く
逆風が強いほどよく上がる凧
足下に火がついてからの修辞法
ひつじ雲恋の行方を見失う















































下村由美子_ひつじ雲_ISBN978-4-8237-1422-1.webp)
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