天候不順というか、気候不順である。一昨日は１４度、小春日和で喜んだのだが、今日は７度で一気に寒い。窓から外を見ると、一見暖かそうで惑わされるのだが、外へ出てみると結構寒くて「しまった、冬のコートでよかったか」ということになる。着る物に非常に迷うのだ。

雪はあらかた消えたのだが、まだ日陰には薄汚れた雪の塊が残っている。気温が激しく変わるので体調がよくない。病名に事欠かないほど色々な病気を持っていて、診察券も溜まる一方。後ないのは肛門科と精神科ぐらいというほどなのだ。今悩まされているのが貧血。原因は分かって、大腸に憩室というものがあり、そこから出血している。「憩いの部屋」なんて、ちょっと一休みしたくなるような感じだが、どっこいこれが厄介な代物なのだ。大腸に出来る一種の窪みのようなものだが、元々欧米人に多く、日本人には少なかったものだ。それが食生活の洋風化と高齢化の進行で最近増えているようなのだ。これがあるだけなら、どうということもないのだが、時々炎症を起こしたり、わが憩室のように出血したりするのである。血は出たり止まったりするらしいのだが、出血すると貧血になる。インターネットで調べると、憩室のある人の２割ぐらいが出血するらしい。しかもこれと言った治療方法がないと医者は言う。消化に関わるものではないので、何を食べてもいいのだそうだ。更にボクの場合厄介なのは、冠動脈にステントを入れているので血液サラサラの薬をのんでいて、出血しやすいのである。そんなわけで、出血する小部屋を体の中に抱えているので、どうも具合が悪いのである。

さりとて寝込んだり、入院したりするほどのこともない。要するに、体も長く使っていると想定外の故障がいろいろ起きるわけで、憩室の出血もその一つなのである。こういう体を騙しだまししながら上手に付き合って行かなければならないのである。さりとて、げっそりしているわけでもなく、知り合いに会えば「元気そうですね」などと言われ、そうか元気そうなんだと急に張り切ってみたりするのである。