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今年の大ヒットはテレビの「やすらぎの郷」、そして佐藤愛子さんのエッセイ、「九十歳。 何がめでたい」だ。共通するキーワードは「高齢者」である。老人鉱脈が今年の旬なのだそうだ。確かに老人は増える一方。勿論あの世へと旅立つ人もいるが、次々と参入する新しい老人は、去る老人を補って余りある。この美味しい老人マーケットを利用しない手はない。北海道新聞では月一回だが「シニア川柳」を掲載している。全道の川柳誌から、シニア川柳を選んで掲載している。ボクは北海道川柳連盟からその選を依頼されている。選に当たっては、なるべく広く北海道各地の作品を選ぶこと、一般の読者に喜ばれるよう、面白くて分かりやすく川柳の良さを失わないこと、シニアの喜怒哀楽を盛り込んだ作品にすることなどである。たまには自分の句も選ぶ。毎月約40句を選び、その中から道新の担当部で更に18句を選んで載せている。毎月第一金曜日の夕刊に掲載される。

ぴんくのブーケ風のことばで語りだす 北見 沢野優美子

やすらぎの郷へ行けとは殺生な    札幌  太秦三猿

誤作動の脳も我が身と諦める     函館  白井靖孝

ふしぶしの痛み折り合いつけながら  苫小牧 櫟田礼文

美しく生きるドナーと決めてから   帯広  伊藤寿子

(12月1日掲載の18句より抜粋)



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