主な内容
埼玉県を拠点に活躍する夫婦作家による、35年の集大成となる待望の川柳句集。 人間の業をさらけ出すエネルギッシュで情熱的な作風の妻と、抑制された知性とアイロニーが特徴の夫。対照的な二人の個性が織りなす、人生という名の詩情の結晶。
夫妻は人生のみならず川柳さえも同じ歩幅で歩んできた一蓮托生の関係でありながら、句作においてはそれぞれ独自の鋭い視点を貫いている。そのため熱量の高い句と静謐な句が交互に響き合い、多層的な川柳の魅力を味わうことができる。
巻頭の14ページにわたるカラー写真と句のコラボレーションが本書の世界観を補完し、視覚的に二人の人生の物語に深く没入できる構成になっている。
子をひとり産んで悲しい親になる 敬泉
腹ばいになって線路をあたためる 敬泉
人間もトマトも限りなく甘い 敬泉
とりかえしつかないことで生きている 敬泉
盗まれた心が惜しい訳じゃない 博鳳
単線が伸びる蛍が病んでいる 博鳳
桃ひとつ置いてわたしがためされる 博鳳
昨日の恥がポケットを出られない 博鳳
かつがれて善人という虫になる 博鳳






























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