主な内容
84歳となった武山博が、自らの歩みを「人生劇場」として括った、川柳と随筆の一冊。
約60年にわたり師と仰いだ山田昭男への弔辞と「落穂ひろい」に始まり、「第三ステージ」では、吃音に悩んだ少年時代から演劇との出会い、銀行勤務、未来工業での日々までをたどる。
中心となる「第四ステージ」には566句を収録し、一句ごとに生まれた場面や発想を記した文章を添える。
家族、仕事、食、老い、病、死といった身辺から、空襲の記憶、戦争と平和、政治、民主主義、科学技術、自然界と「ヒト科ヒト」まで、関心は自在に広がる。
笑いと自嘲を忘れず、道化のように自分と社会から半歩離れて本質を見つめる作品群。
読む人の中で「ひとり歩き」がはじまる。
●収録作品より
全員が賛成の案 没とする
雑兵の名前は知れぬ古戦場
一日を終えて仮面の紐を解く
風任せ自分の糸に乗った蜘蛛
空襲のサイレン今も耳を刺す
ひと匙のゼリーが末期母は逝く
きっとある平和な星にする魔法
















































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