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  ☆ヒーローの肩幅で出る映画館  霜石
 高瀬霜石さんのとても好きな句だ。こういう経験は誰でもあるのではないだろうか。ボクなんか50キロそこそこの、貧弱な肉体。逆立ちをしてもヒーローの肩幅なんか、なりようがない。だが映画館を出るときは、ジョン・ウェインになったり、クリント・イーストウッドになったりして出てくるのだ。気がつかないうちに、貧弱な自分の肩幅がヒーローの肩幅になっていて、怖いものがなくなっているのだ。考えて見れば、これまでずいぶんいろんなヒーローになって出てきたような気もする。女性ならきっと素敵なヒロインの微笑みを浮かべて出て来るのだろう。或いは凛としたスカーレット・オハラになって。

 

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