11月に入ると風が変わる。どことなくツンツンしている空気にふと身を正す。
夫の咳が気になり病院へ付き添った。10月27日のこと。市立病院は8時からいっぱいだった。
コロナとインフルエンザは陰性とのこと。しかし、いっぱいの患者さんに驚いた。内科は次々に呼ば
れて看護師さんも丁寧で手際も良い。
斜め前の脳外科の先生のお名前が、目にとまった。元労災病院にいらっしゃった先生だ。
父が最後の入院となった労災病院でお世話になったことがある。懐かしかった。
その部屋を見ていたら診察を終えて出て来た女性が知り合いだった。「あら、久しぶり」彼女とは若
い頃、一度、富士登山をした事が有る。何十年ぶりだった。
「どうしたの?」と聞くと「瞼がさがって来る病気なの」とのこと。
脳外は以前お世話になったそうで何でも先生に相談しているとか。手短に近況を知らせてくれた。
しばらくすると、内科で呼ばれる名前に待合室を見回すと、また知り合いだった。
最近、お母さんを104歳で見送ったばかりの男性。娘さんが付き添っていた。
「急に眼が見えなくなって、運転も出来ないし、内科は違う病気出来たんです」とのこと。
忙しくお話していて時間が経っていた。夫の診察も終えて会計へ並んでいるとまた「名雪先生」と
呼ばれた。支援員仲間だった。「今日は健康診断だったんです」とのこと。
病院は「出会いの場」と思う半日だった。
夕方は自分の掛かり付けの病院でインフルエンザの予防注射をしてきた。
ところが、その後、私はうっかり風邪を引いてしまった。やはり免疫力が下がっているらしい。
熱はないので、耳鼻科で咳止めを貰って来た。ところが、声変わりしている。風邪は侮れない。
晩秋の声変わり。
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