映画を観た。
「ビガイルド~欲望のめざめ」(アメリカ)
監督 ソフィア・コッポラ
主演 ニコール・キッドマン
南北戦争下の世間から隔絶された南部の寄宿学園に暮らす、
美しい女性7人。
ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇、
学園に運び手当てする。
しかし次第に女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。
秩序を守るべきか、欲望を取るか。
7人の美女と1人の男の、緊張感あふれる最高傑作。
……。
という、うたい文句にまんまと乗せられて観てきましたが、
まったくダメでした ( ;∀;)
今回何にだまされたかと言うと、
美しい色調のテレビコマーシャル、
「欲」という言葉、
ソフィア・コッポラというブランド、だろう。
(F・コッポラの娘である)
私の中のワースト10に入るような、金かえせ映画だった。
悪口はいっぱいあるが、
緊張感が無さすぎ、
伏線が安っぽすぎ、
想像以上のことがまったく起こらない、
「欲」のかけらも見えない、
ナイナイづくしである。
「よくある話だよねー」と誰かが言ってたのだが、
いやいやそういう問題でもない。
大切なのは「どのように表現するか」なのだ。
突飛なストーリーで驚かせるのが、
良い映画というわけではない。
ありきたりな話を、どんな風にして伝えるか。
どのようにして感動させるか。
あるいは、観客のどこら辺を突くのか。
川柳も同じだと思う。
似たようなテーマを誰もが持っているわけで、
それを似たような作りでは面白くないし、
その他大勢から脱却はできない。
かと言ってこれも突飛な表現ならOKかと言うと、
それはNOだ。
必要なのは最も自分の深淵にふさわしい表現。
嘘ではない真実。
言葉になる寸前の混沌に、こちらから言葉を与えるのだ。
ありきたりな表現に堕ちる前にね。
さて映画に戻る。
こちらは女性監督というところで、
相当な期待もしてしまった。
きっとプロだから、同性の私以上の怖さを表現してくれるだろうと、
信用してしまった。
いやはやそれなのに、まったく甘ちゃんの映画である。
女性監督でやはりスゴいのは、
「愛の嵐」のリリアーナ・カヴァーニだ。
あれは名作中の名作で、あんなに怖くて美しい映画はないなと
思ってる。
中学生時代、「愛の嵐」ごっこもよくやった、何も知らんと。
あと、ナチスの片腕のリーフェンシュタールかなあ。
あのベルリンオリンピックの記録映画「オリンピア」の、
突き抜けるような美しさを恐いと感じるのは、
歴史を知っているからだろう。
日本の蜷川実花はどうなんだろう。
観たいと思っていた「ヘルタースケルター」は、
原作漫画を持っているだけだ。
こちらも期待しすぎてがっかりはイヤなんで、
二の足を踏んだままだ。
おまけに二世だからね。
何か面白い映画を知っている方いたら、
ぜひ教えてくださいね。
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きりりさま お久しぶりです。
「ビガイルド 欲望のめざめ」 ですか・・・・
私は観ていないのですが、ネットでいろいろ調べてみましたが、ネタバレになるせいかどうも掴めない状態です。そのうちレンタルで出てくるのを待ってみます。
ソフィア・コッポラさんが監督をされた女性目線の今回の作品のほかに、クリント・イーストウッドさんの男性側からの作品も同じ原作から出ているそうですね。
映画よりも、その原作の小説を読んでみたいな と思ってしまいました。
まずは本から。それが私の鑑賞パターンのようです。
(と、最近気づきました)
それよりも、きりりさんの「どのように表現するか」
そこからの文章が非常に大切なことだと、書き出して何度も読み返しています。
「言葉になる寸前の混沌にこちらから言葉を与えるのだ」
なんだか私の探していたものがそこにありそうな気がします。
大事なヒントをありがとうございます!!
いそこ様
ぶっ飛びそうなほどご無沙汰しております。
原作が先か、映画が先か?
角川の懐かしいコピーですね。
原作を上回る映画って何かありますか?
私は、アニメなんですが、
「銀河鉄道の夜」が原作と並ぶ良さだったと
覚えています。
また何かいい情報あれば教えてください。
きりり