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今年に入って阪本家では、

もう少し豊かな時間を送りたいといろいろがんばっている。

川柳や仕事に忙殺されて、人間らしい生活が涸れていくのがいやなのだ。

というわけで、今年に入ってから、

加古隆さんやゴンチチのコンサートに行ったり、

数年ぶりで映画なども観に行った。

そう、スコセッシ監督がメガホン取ったその日から待ち望んでいた映画、

遠藤周作原作「沈黙~サイレンス」。

まあ、ネタバレになっちゃうのであまり言いませんが、

大人のためのいい映画だと思う。

一般的にはいい映画、と言うレベルだと思う。

悪くはない。

・・・辛口ですみません。

この作品は、キリシタン弾圧が激しかった頃の、

イエズス会から日本に潜入した神父の物語だ。

潜伏している隠れキリシタン、

その無垢な信仰と、しかし司祭無きまま無知な状態になっている民人たち。

中でもキリスト教を棄教し、何度も踏絵を踏んでは、

また神父の元へ戻ってくる、キチジロー(窪塚洋介)を通じて、

救いとは何か、信仰とは何か。

なぜ彼らは救われないのか。

異教の地で神父は何度も神に問うが、答は何も返ってこない。

ただ沈黙するのみだ。

逃亡と激しい拷問と殺戮の末、神父はどうなっていくのか・・・。

たしかに見応えはあった。

3時間の長さとはとても思えなかったほどに。

と同時に、この絶望に満ちた物語は、たった3時間で終わってしまうのだ。

そこが映画の弱味なのか。

また小説のイメージが強いせいか、

神父の演技が派手目に思った。

それがまた男前な役者なんで、それが裏目。

窪塚洋介も、もっとみじめで、もっとダメな、救いようのない風でも

いいのになとも感じた。

いや、十分にダメ人間を演じているんだが、私的には足りなかった。

(イメージ的には「道」のアンソニー・クインぐらいの愚かな感じ)

実は「沈黙」は30年ほど前に篠田正弘監督が、映画化している。

この映画の製作には遠藤周作も関わっているようで、

こちらも観ないとだめだなと思っている。

まあそれでもここ数日はこの映画で頭がいっぱいで、

良い思いをした。

興味のある人はぜひ原作も読んでほしいものだ。

 

 



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