主な内容
江戸の余韻と明治の息吹が交錯する近世末期に「天保の四老人」のひとり鶴田卓池に師事、遠州の地で花を咲かせた俳人・柿園嵐牛。伊藤家で秘蔵されていた松尾芭蕉・河合曽良・相良等躬の「三子三筆」真筆が世に出たことを機に、伊藤家五代目の嵐牛の存在が脚光を浴びることになった。農の営みと鍛冶の技を礎に俳諧の道を極めた彼の句は、四季の移ろいと人間の営みを繊細に映し出す鏡のようである。
本書では、俳諧研究の第一人者・加藤定彦と倉島利仁が、伊藤家十代目当主の協力を得て、嵐牛の残した膨大な作品から代表的な百句を精選し、彼の生きた時代背景とともに丁寧に解説している。
嵐牛が拠点とする柿園に集った仲間たちと俳諧に興じた様子や、当時の生活習慣や風物詩まで立体的に描き出す本書は、俳諧を愛するすべての人に贈る極上の文学紀行である。近世の俳諧から近代の俳句への転換点に立った嵐牛の句は、伝統の深みと革新の輝きを湛えている。
『柿園嵐牛とその仲間たち』と併読すれば、近世俳諧の深奥がさらに開けるであろう。俳句愛好家はもちろん、日本文学・郷土史ファン必携の一冊。






























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