主な内容
先人の川柳ベストコレクションシリーズ。広島県川柳協会の初代会長を務めた石原伯峯。「川柳は地方文化である。中央集権的な会よりも、中央志向よりも、自分たちの土地を、会を大切にする」。この言葉の通り、その人生のほとんどを川柳に捧げ、川柳の発展に寄与した、広島川柳史を語る上で欠かせない功績の持ち主。「柳縁無限」をモットーとし、川柳の縁で結ばれた仲間と酒をこよなく愛した。広島鉄道局在職中の昭和13年に広島川柳会に入会、麻生路郎主宰「川柳雑誌」不朽洞会員を経て、終戦後は広島を拠点に活動を繰り広げる。昭和42年に広島川柳会会長に就任、選者や講師などの活動を通じて、指導者として多くの実力ある後進を育てたが平成14年、自宅火災にて82歳にして非業の死を遂げた。「川柳の道はなお遠く遙かである」、最晩年の彼の言葉が胸に突き刺さる。
何も願わじ水の流れを見ていたり
我が墓碑に無名の酒徒と刻むべし
一生を主役で通す我がドラマ
花鋏花のいのちに触れた音
明けまして天地の恵み人の恩
どの人も小説になる過去を持ち
百歳の酔生夢死をこいねがう






























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