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2018・09
2018年9月の時事川柳入選作品
選考/平松 健 2018年9月募集分
何時の間やもりかけの過ぐ喉仏 宇宙 悠々
9月の自民党総裁選は当然安倍氏の勝利が予想されていたが、安倍氏側の最大の不安材料はモリカケだった。そのためモリカケを思わせるものはすべてタブーとし、選挙圧勝による禊ぎをはかり当面成功した。
したたかな北にトランプ踊らされ 赤松 重信
第一回米朝首脳会議はトランプ氏の主導かのように見えたが、したたかな北は中ロを後ろ盾にCVIDはおろか非核化の対価を求める有様。それでもトランプ氏は金氏の手紙を信じ、親しい友達だと有頂天。
二階からまた三年と言い出すか はぐれ雲
3月の自民党大会で総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長したが、それを主導したのは安倍氏の腰巾着といわれている二階氏だった。当面安倍氏は最後の三年と言っているが改憲も出来ればすぐヨイショされる。
トランプよ日本もヒロシマ忘れない 柊 無扇
国産の綱に安どの勝ち名乗り 松村 しげる
戦争を防ぐと言って作る武器 福村 まこと
背を反らし勝利の校歌絞り出す 宮尾 柳泉
パワハラのマニュアルになるトランプ氏 十六夜
正直がタブー視される変な党 西山 竹里
北と米プロバガンダはお手のもの 佐藤彰宏
国連でお笑い一席トランプ亭 クスクス法師
プーチンのくせ玉安部は手を出せず 飯田秀樹
引退に物言い付ける相撲協 はなぶさ
嘘ついてつきとおすのが安倍政治 山田無骨
前のめりの文のらりくらりの金 白鳥象堂
「正直と公正」脛の傷に沁み 西山 竹里
協会は待ってましたと了承す 蕾
待たされたあげく四島先送り 柳川 ひょうご
ナポレオンになったつもりか北のドン 城後 朱美
リメンバーヒロシマナガサキなぜ言わぬ 柳村 光寛
フクシマを忘れたような再稼働 渡辺 世潮
真実を語れば皆でバッシング 高橋 太一郎
せめぎ合い土俵の裏の相撲界 つれづれ
成果出ぬアベノミクスは口ばかり えみゆ
外遊の成果は伸ばす飛行距離 竹中 えぼし
ボランティア警察よりも鼻が効く 麦乃
再稼働認可むなしく汚染水 わこう
民の声白頭山は見ていない 望月 弘
防災の備えを叱る大地震 松村 しげる
協会と呼吸が合わぬ一兵卒 美和山吹
パワハラと言われなかった愛のむち 春爺
一強が続く日本の幸不幸 佐藤彰宏
あれやこれアメリカこそがならず者 クスクス法師
訪米の度に重荷を背負わされ 渡辺 世潮
中間選挙勝つため成果得意げに 藤井康信
総裁選勝利疑惑を抱いたまま 城後 朱美
ブーイング気力でなおみ打ち返す ヨウカイ
忙しく虚しい災害評論家 城戸幸二
三本の矢どこへ飛んで行ったやら 寺林 繁
沖縄の分断煽る「アメとムチ」 加藤胖
将棋からテニスに変わる習い事 竹中 えぼし
改憲と拉致解決と消費税 亀 歩
断捨離は次代に送る永田町 宮尾 柳泉
原発をヒヤヒヤさせる大地震 坂本加代
テレビでは俺が正義としたり顔 西上 雄二
自分さえ良ければよいと星条旗 岡野 満
無頼派を消した内閣人事局 白鳥象堂
プラごみの隙間を埋める海の水 白瀬 白洞
丁寧に驕る原稿読み上げる 寺林 繁
教会に児童セクハラあるショック 上山堅坊
拉致家族結局いつも蚊帳の外 太秦 三猿
真実も意見も言えぬ国になる えみゆ
一強の脆さ知ってる安倍総理 岡田 淳