Web川柳句会
| 2026・02 |
| 2026年2月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/渡辺たかき・2026年2月募集分 |
| 奇麗ねと褒めないと刺す薔薇のトゲ | 宮尾 柳泉 | |
| かならずしも作者を男として鑑賞する必要もないのですが、そう読むことで比喩としての「薔薇」が恋人か妻かと想像が広がり、また、恋人と妻ではトゲの刺しかたも違うかもという妄想を誘うおかしみがあります。 | ||
| 投げ込んだランドセルだけ帰宅する | せきぼー | |
| 誰にも経験があることとして共感の得られる句でしょう。また、それをランドセルを放って遊びに行ったなどと詠まず、「ランドセルだけ帰宅」とした比喩がこの句を一つの文芸として成立させたと言えます。 | ||
| 段差にも寒暖差にもあるリスク | 河内 菜遊 | |
| ユーモア川柳と銘打っているからか、毎回洒落を詠んだ作を多く目にします。駄洒落なのか優れた機知なのか線引きは難しいところですが、前者だと採りにくいものがあります。この句は機知としての成功例でしょう。 | ||
| ブラインドタッチで打った字が見えぬ | 入り江 わに | |
| 囃された団塊今は邪魔にされ | ガバさん | |
| 期限切れ食べて元気な手本見せ | 山田明 | |
| ストレスがたまる体重計は捨て | 関根 一雄 | |
| 健康を気にしすぎると不健康 | ミルクルミ | |
| 忘れぬうちにやればいいのさもの忘れ | 岡田 淳 | |
| 夫婦ではないので会話よく弾む | ターちゃん | |
| 落選のあとにダルマは放置され | 坂田 康雄 | |
| 夢でしか会えない人が多くなり | 6年6組てんまのよい子 | |
| 拍手して長い祝辞をやめさせる | 繁柳 | |
| 聞く耳と聴かない耳の二刀流 | 本多 雅子 | |
| 褒め過ぎだ裏にはきっと何かある | 繁柳 | |
| 除湿より 加湿が嬉しい 歳頃に | 月の | |
| 入店し 店でるまで も タッチ盤 | 亀仙マッチョ | |
| ドトールで会ってドトールで別れ | 髙杉 力 | |
| 暇だからニセ警官の話聞く | 砂田 達成 | |
| 取説に認知度テストされている | すずき 善作 | |
| 寅さんが家族にいたら笑えない | ターちゃん | |
| アドバイス違うよそれはお節介 | もぐらのチカちゃん | |
| 子に野菜食べてと言えぬ野菜高 | 川名 洋子 | |
| 雑兵も百人いれば武者倒す | 小島 芙美子 | |
| 積読の山を崩した雪籠り | 宮本海風 | |
| 集まれるだけで乾杯高齢者 | 林 山柳 | |
| 締め付けを解かれ湯船に燥ぐ胴 | 福村 まこと | |
| 歩かない医者が歩けと無理を言う | 山田明 | |
| 極楽へ往っては還る爺の風呂 | ハッピーエイト | |
| 飲んだかなゴミ箱探す薬包紙 | 風間 なごみ | |
| 整体に金を遣って長らえる | ちりん | |
| 円卓に居眠りできぬ会議室 | 小林 祥司 | |
| ヨアソビとミセスが好きと孫が言う | 隼人 | |
| 妻は黒々夢に終わるか共白髪 | 西井 茜雲 | |
| 遠吠えのポチも我が家のDNA | トトロさん | |
| 命日を記念日と言い叱られる | 橋倉 久美子 | |
| 酒を飲み喧嘩している反省会 | 野川清 | |
| 75職業主婦と言う誇り | 本多 雅子 | |
| 裏口はお任せあれとご用聞き | 磯香 | |
| 差し歯の金 これも資産と 遺言書 | 月の | |
| コロナ後は絶滅危惧の披露宴 | 山﨑 止水 | |
| 豆の数腹いっぱいの歳となり | 泉 | |
| 終活に円周率はもう捨てる | おじ丸 | |
| 初雪に足跡残す我が人生 | 林 山柳 | |
| 死に方を選べず今日も飲む薬 | 福村 まこと | |
| キャバ嬢のハートマークを真に受ける | 智鈴 | |
| シングルにみんな戻ってクラス会 | 竹中 たかを | |
| 備忘録書いて安心忘れよう | ちりん | |
| 作り笑顔ずっと続けば本物へ | 鶴見 芙佐子 | |
| お開きと聞いてとっくりラッパ飲み | 小林 祥司 | |
| 霜焼けの治らぬうちに飛ぶ花粉 | 野川清 | |
| チンをして一品とする独り飯 | 廣田 和織 | |
| 胃薬を持って出かける食べ放題 | 大浦福子 | |





























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