Web川柳句会
| 土 |
| 課題「土」入選作品 |
| 選考/渡辺柳山・2026年5月募集分 |
| 親ツバメ 泥と愛とで 巣を作る | フクタケ | |
| ツバメの巣作りを「泥と愛」と表現した着眼が温かく美しい。泥という現実の材料に、子を育てる親の深い愛情を重ねることで生命の尊さを描いた。自然観察と情感が見事に調和した天位にふさわしい一句である。 | ||
| 最後まで土に還れぬプラのゴミ | 本多 雅子 | |
| 自然界の循環に還れないプラスチックごみの存在を鋭く捉えた一句。「土に還る」という生命の摂理との対比によって、現代社会の環境問題を強く印象づける社会性と問題提起のある作品である。 | ||
| 春夏は土が土産の甲子園 | 林 山柳 | |
| 甲子園で懸命に戦った球児たちが持ち帰る「土」を土産と捉えた発想が秀逸。勝敗を超えて青春の汗や涙、努力の記憶までも象徴する土に焦点を当て、甲子園ならではの感動を簡潔に表現している。 | ||
| 汚染土を剥いで地球に詫び入れる | 平尾 定昭 | |
| お調子屋独り相撲で土が付く | 御ネコ様 | |
| 高市も土俵にあげぬ大相撲 | 豆たぬき | |
| 雨降って地は固まらず土砂崩れ | 牛美 | |
| 土色に染まる球児のユニホーム | 野平 光太郎 | |
| 沖縄の痛み本土は他人事 | 岡田 淳 | |
| 楽しみの土曜半ドンあった頃 | みんせい | |
| 四股踏んで土俵に邪鬼を閉じ込める | 平尾 定昭 | |
| 雪解けに土の匂いを嗅ぐ愉悦 | 武藤 宣彦 | |
| 穏やかな癒やしの時間土いじり | 千代 | |
| 樹木草想定外の土砂崩れ | 佐々木 こう子 | |
| 振替がほしい土曜の祝祭日 | 小島 芙美子 | |
| いい土になってみせます濡れ落葉 | 髙杉 力 | |
| 土が付く旨い野菜の勝ち名乗り | 羽華 | |
| 負け相撲土俵を下りて土払う | 木村 行吉 | |
| いつの世も領土争い尽きぬエゴ | 福田和人 | |
| 土踏まず時々土を恋しがる | 武良銀茶 | |
| 泥んこにはしゃぎまわって子ら元気 | 小林 祥司 | |
| 土付きの野菜に父の愛を知る | ねこママ | |
| 台湾の土木遺産に八田の名 | はなぶさ | |
| 不幸せどろんこ遊びない都会 | 佐々木 冬彦 | |
| どう見ても土偶の姿宇宙人 | 砂田 達成 | |
| 土壇場になって信じる神仏 | 花井多可子 | |
| 土壇場で人の器が試される | 山田 恭正 | |
| リハビリへ大地踏みたい土踏まず | 風間 なごみ | |
| 土俵入り化粧まわしの競い合い | ボケボケ | |
| 人と米育てるために土作り | 山﨑 止水 | |
| 物価高試されている土性骨 | 隼人 | |
| 土用の日財布の口が緩みだす | 田舎っぺ | |
| 関取りにならぬと出来ぬ土俵入り | トトロさん | |
| マンネリの土壌に育つ不正の芽 | おかの みつる | |
| いつからか 土を踏まずに 生きている | ヒメ父 | |
| 諦めず羽化を待ってる土の中 | 羽華 | |
| 鉢植えの土は大地の夢を見る | 佐佐木 雀区 | |
| パワハラは土足で心踏み荒らす | 山田明 | |
| 土用丑鰻ますます遠くなる | 羽馬 愚朗 | |
| 土壁の日本風土にある文化 | 久常 三喜夫 | |
| 肩書は持っていけない土の中 | 鈴木 かおる | |
| 泥水をはねるに任せ遊んだ日 | 川名 洋子 | |
| 土の香を知らずに育つ都会の子 | 戴 けいこ | |
| 泥だらけ田植え笑顔の園児たち | peco42195 | |
| 土薫る田舎に帰り深呼吸 | 龍せん | |
| 古戦場往時偲ばす土塁跡 | 西井 茜雲 | |
| 農に生き母が自慢の爪の土 | 大浦 福子 | |
| 土と生き父が自慢の太い節 | 風間 なごみ | |
| 土地カンを見つけてデカはホシを追う | カバさん | |
| 戦して国を焦土に変える罪 | おかの みつる | |
| まだ土に帰りたくない先延ばし | 春爺 | |
| 啓蟄に出てきたくない虫もいる | 荘子 隆 | |
| 地球から借りて住んでる土地と家 | 大田 雅子 | |















































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