Web川柳句会
| 早い |
| 課題「早い」入選作品 |
| 選考/渡辺柳山・2026年4月募集分 |
| 寝姿を見せずに母の割烹着 | 松村 しげる | |
| 寝姿を見せぬ母の割烹着に、忙しさと家族への献身がにじむ。見えない時間の中に「早さ」を感じさせる着眼が見事で、生活の一瞬を切り取りながら深い情を呼び起こす。具体像が鮮明で余韻も格調も高い秀句で「天」の句に頂きました。 | ||
| 初孫もあっという間に反抗期 | 山田明 | |
| 初孫の成長の早さを「あっという間」と「反抗期」で表現し、喜びと戸惑いを同時に描いた巧みな一句。時間の流れの速さと家族の変化を実感させ、誰もが共感できる温かみがある。軽妙さの中に人生の実感が滲む句で見事な句です。 | ||
| まだ早いそんな気持ちがもう遅い | よもやま話 | |
| 「まだ早い」とためらう心と、「もう遅い」と迫る現実の対比が鋭い一句。人の迷いと時間の無情を簡潔に捉え、読む者に決断の遅れを省みさせる。平明な言葉で深い心理を描き、余韻も十分に残している点が光る句となった。 | ||
| 喜寿過ぎてあっと言う間に米寿過ぎ | 小林 祥司 | |
| 今の世はタイパコスパで早送り | 上川 きなり | |
| CMを早送りして見るドラマ | 二輪草 | |
| もう夏日拍車がかかる温暖化 | 宮本海風 | |
| 合格の発表前に桜散る | 佐藤 杜至 | |
| 草むしり伸びる早さに追いつけず | 陽香 | |
| 星巡るあっという間に三回忌 | 佐佐木 雀区 | |
| 早合点風の流れを見誤る | やす坊 | |
| 退職を決意したのは入社式 | 山田 恭正 | |
| 早送りせずに人生楽しもう | 春爺 | |
| スキャンダル素早い耳の週刊誌 | 稲垣 義舟 | |
| バイキング早く食わなきゃ元取れぬ | 武良銀茶 | |
| タワマンの最上階で待つ日の出 | 豆たぬき | |
| 速報は真実よりも早く来る | 栄味奴 | |
| レンチンで手早く作る夕ご飯 | 鶴見 芙佐子 | |
| 悪い癖 すぐに直らぬ 早とちり | 亀仙マッチョ | |
| 年金がスピード上げて消えて行く | 砂田 達成 | |
| ボケるには早いはずだが何だっけ | 入り江 わに | |
| スキが無い妻の小言は速射砲 | 川乃 外朗 | |
| 早割で予約するには読めぬ地図 | 本多 雅子 | |
| AIの早くて雑な仕事ぶり | みんせい | |
| 年寄りの朝は早いが昼寝する | 入り江 わに | |
| 早いもの勝ちとばかりに星となり | 齊藤 大柳 | |
| まだ若いつもりが後期高齢者 | きぃろっく | |
| ごろ寝して田植えの様子見る案山子 | 福村 まこと | |
| ゆで卵剥くのが早い得意技 | 五月 | |
| 軍配がかえるやいなや叩き込み | 山﨑 止水 | |
| 貯まるより減るのが早い預金高 | 郵呆 | |
| 食べ盛り早く早くと箸鳴らす | すずき 善作 | |
| 見切り品早い者勝ち世の定め | 山田明 | |
| 一秒で着火しちゃった一目惚れ | なつみ | |
| トランプの市場歪める早とちり | はなぶさ | |
| 早急に善処しますと逃げておく | おかの みつる | |
| 岩田帯結納品に加えられ | ノーテンキ | |
| 切り替えの早さ特技で短所です | 大澤 葵 | |
| 半袖を出して気付いた未だ四月 | 上川 きなり | |
| 何事もあきらめ早い三代目 | 成山 きよし | |
| 変わり身の早さはきっと親譲り | 西井 茜雲 | |
| 老夫婦早寝早起き昼寝付き | ねこママ | |
| 座頭市 目にも留まらぬ 居合い抜き | 亀仙マッチョ | |
| 早春賦歌う間もなく炎天下 | 宮尾 柳泉 | |
| まだ四月なのに各地でもう夏日 | 星野睦悟朗 | |
| 一番が好きな男のフライング | 廣田 和織 | |
| 可笑しさも倍速になるチャップリン | 隼人 | |
| 早過ぎる傘寿気持ちはまだ五十 | 佐々木 冬彦 | |
| 立秋がおせち料理を連れて来る | ターちゃん | |
| 温暖化桜の開花早くなる | 真田 義子 | |
| 日めくりの早さ第九で暮れてゆく | よもやま話 | |
| 一日が早い 老い先が短い | 竹中 たかを | |
| まだ早いいずれ総理になる器 | 竹中 たかを | |





























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