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 目覚めると外が暗い。障子を開けてみると、案の定一面の銀世界だった。天気予報では午前中は雪だ。空もどんよりとした灰色。数日前から雪の予報だったが、とうとう雪になったのだ。遅い年はクリスマスまで雪のないこともあるから、今年は早くも遅くもないのかもしれないが、少し早いような気もする。いずれにしろ、これから半年は雪と付き合わなければならないのだ。正直言ってうんざりである。せいぜい二か月ぐらいで雪が終わればいいのだが、そうは行かない。

 
 今日は手稲の高齢者専用マンションで川柳の一日講座をやることになっている。だが灰色の戸外を眺めていると、出かけるのが少し億劫だ。どんな人たちが参加しているのか。高齢者専用マンションだから、大体同年輩か少し若い人たちだろう。このマンションではいろいろな趣味の会があって、その一環としての催しらしい。15名ぐらいの参加者がいるということだ。先方から来るのは億劫でも、足を運べばそういう需要があるのかもしれない。
 
 川柳をやってみたいけれども、どこへ行ったらいいのか分からないという人が結構いるのだ。潜在需要はあるのだと思う。そういうニーズを掘り起こしていくのが、我々の仕事だと思っている。川柳人にはマーケティング感覚がない。待ちの姿勢で、客が来ない来ないと嘆いているのだ。マーケティング感覚で、需要を掘り起こしていけば、まだまだ市場は広がると思う。そのためには川柳という商品が市場に受け入れられなければならない。いい商品と売れる商品とは違うということも覚えておかなければならない。商売人感覚のない人たちに、そんなことを言っても無理なのだろうが。雪は降り続いている。
 
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