Web川柳句会
| 服 |
| 課題「服」入選作品 |
| 選考/毛利由美・2025年9月募集分 |
| 馬鹿にした空調服に助けられ | 隼人 | |
| 今年の猛暑は暑いだけでなく長かった。発売当初は目もくれなかったファン付き作業着だが、今年エアコンが壊れたときに作業してくれたお兄さんが当然のようにそれに着替えるのを見て考えを新たにした。ある意味命綱かもと。 | ||
| ミニスカも作業着もいる田の案山子 | 大澤 葵 | |
| 案山子って最高のマネキン。何を着てもよく似合う。マネキンはぼろは纏わないが、案山子はぼろを粋に着こなしてくれる。そしてちゃんと役割も持っている。雨風にさらされても案山子はミニスカ姿で元気に闘ってくれている。 | ||
| 古くなっても普段着にできぬ服 | 橋倉 久美子 | |
| Tシャツなら最後雑巾にして終われるが、一張羅など素材からして雑巾にもできず、かと言って普段着にもできず、中古店でも一山いくらでしか買い取ってもらえない。タンスの肥やしはこうやって出来上がる。 | ||
| 楽な服増えて脂肪も増えていく | 五月 | |
| 喪服でしか会わなくなった従兄弟たち | 坂田 康雄 | |
| ユニクロとしまむらで足る良い家族 | 下村 郁子 | |
| 視察だとすぐに分かるは作業服 | 久常 三喜夫 | |
| 服地から選び新調なんて夢 | 亀 歩 | |
| 結束を強くしているユニフォーム | おかの みつる | |
| 炉端焼き服にしみいるサンマの香 | クスクス法師 | |
| 太極拳影ゆったりとチャイナ服 | やす坊 | |
| 弔事には来てゆく服を迷わない | 鶴見 芙佐子 | |
| 17時ONOFF変える更衣室 | 山﨑 止水 | |
| 半袖も長袖もある紅葉狩り | 稲垣 義舟 | |
| サーベルに軍服父の七五三 | 下村 由美子 | |
| 伸びしろを裾へ折り込むズボン丈 | 野平 光太郎 | |
| メルカリへ行ったり来たり子供服 | ハッピーエイト | |
| 被服費は詰めても食費詰められず | 山本 智昭 | |
| 夏の夜の金魚と孫の赤いべべ | 砂田 達成 | |
| 甲冑のごとき背広を脱ぎ捨てる | 渡辺 たかき | |
| すててこを部屋着に妻もリラックス | 稲垣 義舟 | |
| プリントの息子のシャツを着た案山子 | 野平 光太郎 | |
| 夏服が半年続く温暖化 | 山田明 | |
| 制服を脱いでひとりの人となる | 坂本 美地子 | |
| 貸浴衣闊歩している古都のまち | 白瀬 白洞 | |
| 草木染着るとやさしい風がふく | ハッピーエイト | |
| 制服を着こなし育つ自衛官 | 荒井 孝憲 | |
| ミニスカートで闊歩していた御堂筋 | 穂口 正子 | |
| 断捨離に形見の着物除外する | すずき 善作 | |
| 余生には子のお下がりを着て散歩 | 陽香 | |
| 制服が好きで選んだわが母校 | 桜木 美津子 | |
| 値札みて笑顔が消える試着室 | 稲垣 義舟 | |
| タバコの匂い服になくなりレノア臭 | 松井 逸馬 | |
| 喪服だけ大きめサイズ買ってある | 入り江 わに | |
| リメイクの和服着こなす粋な人 | 野平 光太郎 | |
| 正装で半歩先行く盲導犬 | 林 山柳 | |
| 祖母に母さらに孫へと継ぐ着物 | 滝沢 良枝 | |
| おしゃれ着にほんとの歳が照れている | 松村 しげる | |
| しつけ糸付いたまま行く初出社 | 白瀬 白洞 | |
| シャネルより白いエプロン似合う母 | 北村 幽芳 | |
| 体当たりと言って女優は服を脱ぐ | ノーテンキ | |
| アッパッパ令和の夏に昭和着る | 泉 | |
| これは介護あれは通院してた服 | 大森 ひろみ | |
| 嫁ぐ娘の和服揃える親心 | 千代 | |
| 断捨離も礼服だけは捨てられず | 八十日目 | |
| 着ない服山盛り売って200円 | ぱせり | |
| 御主人と犬は望まぬペアルック | 渡辺 たかき | |
| 先生も一張羅着る参観日 | 福村 まこと | |
| 制服を着れば仕事の顔になる | 久常 三喜夫 | |
| それらしい服着なければならぬ式 | 橋倉 久美子 | |
| 着られてる感覚でいる一張羅 | 龍せん | |
| ポケットに数珠有り焦る結婚式 | 大浦 福子 | |
| 同じ服見かけてそっと遠回り | 財 修一 | |





























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