Web川柳句会
| 2025・11 |
| 2025年11月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/渡辺たかき・2025年11月募集分 |
| 思い出し笑いを待っている日記 | 福村 まこと | |
| 日記を読み返すのには複雑な思いがつきまといます。恥じ入りたくなる過去や微笑ましく顧みる過去など。そこには微妙な笑いの差異があり、それを読まれるほうの日記から擬人化として表したところが巧みです。 | ||
| 正常になるまて測る血圧値 | トトロ | |
| なんだか大吉が出るまで御神籤を引き続ける行為みたいに思えて(そのような川柳もあったかも)、そこはかとない笑いを誘います。御神籤と違って血圧については生への肯定感があり、明るい笑いとなっています。 | ||
| 人参をぶら下げたのが逆効果 | 岡 遊希 | |
| 褒賞をちらつかせて発奮させるのが有効な指導法との考えかたに異を唱えた作です。一般的な慣習や法則に反して詠むのは、川柳のおもしろみの一つと言えます。「逆効果」の具体性はいろいろ想像できます。 | ||
| 人生にスパイス添える古い傷 | 天野 きよし | |
| 花言葉あなたの世話になりません | 福田 ひろこ | |
| 近くても遠い縁から減る賀状 | 荒井孝憲 | |
| 物価高頼りは今日も空元気 | 上村 夢香 | |
| 遠目でも話が見える立ち話 | 竹平 和枝 | |
| エイヤっと金のなる木に水をやる | 大田 雅子 | |
| ためらわずおじさんだから句点打つ | 風来帽子 | |
| 軽く一杯それが一番難しい | カバさん | |
| 夢ひとつ追って転げる老いの杖 | やす坊 | |
| いつのまにか消えてる旨い非常食 | 岡田 淳 | |
| 今聴くとこっぱずかしいフォークの詩 | クスクス法師 | |
| 一日は長いのにもう年の暮 | 石井 良司 | |
| お互いに深掘りしない良きマナー | 水谷 裕子 | |
| 幸せをたまに忘れる浮気虫 | 稲垣 義舟 | |
| 「混浴は原則禁止」と書いてある | 佐藤 茂之 | |
| 高僧は経読みながらお布施読む | 6年6組てんまのよい子 | |
| 昨日より一段老けた今朝の貌 | 竹中 たかを | |
| 都合よく描き変えている走馬灯 | 泉 | |
| 今朝もまた二人でハモるどっこいしょ | カバさん | |
| くたばってたまるか酒がまだうまい | 渡辺 世潮 | |
| スキル持つ奴は定時でさようなら | 星野睦悟朗 | |
| 手は千本舌は三枚持っている | 橋倉 久美子 | |
| 母という肩書きもらい休みなし | ハッピーエイト | |
| 上司よりAI頼る新社員 | 小島 芙美子 | |
| クジ運が無いのにクジを引きたがる | すみれ | |
| 女房が少女に化けるペンライト | たーちゃん | |
| 正月は金が無くてもやって来る | 砂田 達成 | |
| 良かったよ食欲の秋短くて | 津田 隆 | |
| 順調に今日も潰した休肝日 | 鈴木 裕 | |
| 災いも恋もいきなりやって来る | よもやま話 | |
| 思春期とイライラ競う更年期 | エミ奴 | |
| マイナ保険顔認証に駄目を出す | やす坊 | |
| 握手までだったらしてもいい他人 | 橋倉 久美子 | |
| 占いは信じてないが見たくなる | 白瀬 白洞 | |
| 八百屋だが ずっと松茸 食べてない | にった みさ | |
| さりげなく苦労話を楽隠居 | ゆき | |
| 懐メロがひょいと知恵の輪解きほぐす | 風来帽子 | |
| 社歴より謝歴の欄がすぐ埋まる | 道用トモヨシ | |
| 皴増えて食べ頃ですと吊るし柿 | おじ丸 | |
| 名所でも薬局探すフルムーン | 福村 まこと | |
| 昨年より小さくなった注連飾り | 佐々木 こう子 | |
| 大粒の巨峰をお喋りな口へ | 竹平 和枝 | |
| 進化する脳に体が追いつかぬ | 白瀬 白洞 | |
| サザエさん終われば月曜降りて来る | 成山 きよし | |
| 欲張って結局残すバイキング | 正能 照也 | |
| ティーパック一つで二杯飲んだ仲 | 武藤 宣彦 | |
| 人間をやめたくもなる雪模様 | 柳村 光寛 | |
| 靴下で父の努力を匂わせる | 道用トモヨシ | |
| マラソンの転げる膝に笑う膝 | 鈴木 裕 | |
| 先送りしてた忘れて後始末 | 阿部 和己 | |





























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