Web川柳句会
| 2025・09 |
| 2025年9月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/渡辺たかき・2025年9月募集分 |
| 老眼鏡かけて見つけた秋の文字 | 林 山柳 | |
| 誰もが、この句を一読して、サトウハチローの詞とともにメロディーまでも思いうかべることでしょう。しかも句中に「ちいさい」という言葉を使わず、それとなく想起させるところが巧みです。 | ||
| 紳士ではない人も着る紳士服 | 河内 菜遊 | |
| 「紳士」という語は、性別を表す意味と、それだけでなく品性をそなえているという属性を含めた意味も表す多義性があります。その二重の意味を一句のなかで巧みに使いわけた表現が秀逸です。 | ||
| 居て困る居ないと困るお世話好き | 風間 なごみ | |
| 世話好きの人とのやりとりは誰にでも経験があることと思いますが、所謂そんな世話好きの「あるある」を詠んだ句として多くの人の共感を得る内容となっています。そこはかとなく笑える一句です。 | ||
| 解らぬよう決めて解らぬパスワード | ハッピーエイト | |
| キムタクと部品の数は同じです | 髙杉 力 | |
| ダンボだが小耳に挟む得意技 | 荏原 利行 | |
| 遠慮して浅く座った優先席 | にった みさ | |
| 下手くその矢が迷惑のキューピット | 隼人 | |
| ご多幸をペン先だけが祈ってる | 橋倉 久美子 | |
| ある日コンビニで熊さんに出会った | エミ奴 | |
| 年老いて最後の武器はカラ元気 | 岡田 淳 | |
| ストレスが溜まる五黄の寅同士 | 髙杉 力 | |
| 一割で飲み放題の薬漬け | 山田明 | |
| 一張羅は一度も着ない服のこと | 宮尾 柳泉 | |
| 店員がお釣り知らない店がある | はぐれ雲 | |
| 懐かしい味だ秋刀魚に舌鼓 | 亀 歩 | |
| 思い出の山積んで去る下取り車 | 星野睦悟朗 | |
| 言った言わない今日も闘う老い二人 | 下村 郁子 | |
| カタカナ語ふんだんに入れはぐらかし | 正能 照也 | |
| 規格外ボクも野菜も見直され | 磯香 | |
| 古希迎え五十肩だと嘆く祖父 | 茶番檄 | |
| 読めぬ字に感動してる書道展 | 小林 祥司 | |
| お菓子屋の近所の歯医者はやってる | 6年6組てんまのよい子 | |
| 張りきった途端に折れた木偶の棒 | エミ奴 | |
| 神棚でべそをかいてる宝くじ | やす坊 | |
| 取り直しにお得な気分大相撲 | 稲垣 義舟 | |
| 夏痩せをしたけど見た目変わらない | 入り江 わに | |
| 砂かぶり塩と力士も降って来る | 佐藤 彰宏 | |
| ゴメンネが上手な歯医者でも痛い | 西本 晴美 | |
| 詐欺電話留守番電話が応対す | つれづれ | |
| 慣れたころ有料になるコンテンツ | 隼人 | |
| 苦手だと言ってた割に進む酒 | 大浦福子 | |
| AIを負す東北訛りかな | 松本清展 | |
| 入棺の体験したら生き直す | 山崎 一郎 | |
| 大口をたたけば自信ついて来る | はぐれ雲 | |
| おすそ分けどうぞと写メのモンブラン | 大澤 葵 | |
| 口下手が聞き上手だと褒められる | 山田明 | |
| 内科外科整形回って晩御飯 | けい | |
| 駅ホーム目立つ看板医者ばかり | 白峯 | |
| ゴシップを垂れ流す困った蛇口 | 竹平 和枝 | |
| 警察を騙って詐欺が進化する | 白瀬 白洞 | |
| 眠いのに飼い主に朝起こされる | さだえばあちゃん | |
| 石段が仮面を剥がす若作り | ノーテンキ | |
| 縄暖簾潜ればツケの催促が | 輝雲彩 | |
| 免許証も妻も返納独り旅 | やす坊 | |
| 影武者の病欠困る独裁者 | 稲垣 義舟 | |
| マイタクシー妻の機嫌で運休日 | 西井 茜雲 | |
| 奢るのが好きな割にはけち臭い | 岡 遊希 | |
| ワンカップ避難袋にそっと入れ | トトロさん | |
| キッチンで蒸発したか高級酒 | おかの みつる | |
| 人前でアガリ頭が上がらない | 道用 トモヨシ | |
| 孫たちに昭和のダジャレ通じない | 春爺 | |
| 人並みにコロナに罹り触れ歩く | すずき 善作 | |





























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