Web川柳句会
| 2025・08 |
| 2025年8月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/渡辺たかき・2025年8月募集分 |
| 高騰で家庭崩壊親子丼 | 林 山柳 | |
| 鶏肉(親)と卵(子)を「家庭」と見立て、それを「崩壊」という表現に続けたところが「穿ち」でしょうか。崩壊原因はもちろん価格高騰。どちらも高値ではまさに「親子」が出会えません。 | ||
| 無病故話の輪にも入れない | 北村 幽芳 | |
| 高齢者の集まりで、自分がいかに患っているかと病気自慢をする主旨の川柳は過去に多く詠まれています。これを裏から捉えた発想で、無病だからその話題に入れないと詠んだのが斬新と思われました。 | ||
| 終活を済ませ十年ずっとヒマ | かきくけ子 | |
| 「終活」という言葉には死への準備という悲壮感も漂いますが、そこから十年も生き長らえているというのは、その悲壮感を吹き飛ばす「おかしみ」があります。まさに川柳ならではの人生の明るさが詠まれています。 | ||
| 逃げる背に責任だけが追いすがる | 優輝 | |
| 口下手が口が堅いと褒められる | 山田明 | |
| オレじゃなく肩書きに来る付け届け | 関根 一雄 | |
| 接待ゴルフ勝っちゃダメ負けちゃ駄目 | 竹中 たかを | |
| 中二階的なポジションわが余生 | 佐藤 彰宏 | |
| 友情の賞味期限に気づかされ | ミルクルミ | |
| 積読を積み直しては高くする | すずき 善作 | |
| 世の中もうまく泳げと鯉のぼり | 磯香 | |
| 正直が取り柄と笑う内視鏡 | 磯香 | |
| テノールがバスに変わると親離れ | 繁柳 | |
| 保険きく方を歯医者に奨められ | 髙杉 力 | |
| ご先祖の遺伝子守りヒラで終え | 山田明 | |
| まず相手ほめあげてからする自慢 | よしじろう | |
| タワマンが花火囲んで独り占め | 関根 一雄 | |
| 内緒だと言われなければ黙ってた | 山田明 | |
| ゴールドを威張るペーパードライバー | 竹中 たかを | |
| 予報士の語尾は明るい記録的 | ハッピーエイト | |
| 紙風船わって気がすむ程の仇 | 下村 由美子 | |
| 顔の彫りほどは考え深くない | 荏原 利行 | |
| 慎ましくか弱く見せて骨を抜く | 岡 遊希 | |
| 下り坂転がり落ちぬように生き | 渡辺 世潮 | |
| 首振って猛暑イヤよと扇風機 | 林 山柳 | |
| ノンアルで悪酔いしてる平和論 | やす坊 | |
| 群れようと独りだろうと今日も酒 | 川名洋子 | |
| ダラダラと過ごせば感じない痛み | 竹平 和枝 | |
| 若返りサプリ飲んでも年は取る | 石井 良司 | |
| 二次会に向かう時まであった傘 | 髙杉 力 | |
| 水掛け論コップは持つが投げつけぬ | 茶番檄 | |
| チグハグの会話も楽し老いの耳 | 宮尾 美明 | |
| 圏外でスマホ仕舞って大あくび | 星野 睦悟朗 | |
| 心地良く生きる手段は笑うだけ | 吉野一心 | |
| 用件を隅に押しやる長電話 | 福村 まこと | |
| 腕を組み上司の指示を聞き流す | にった みさ | |
| 体重と血圧上げただけの夏 | 佐藤 茂之 | |
| ボケたかな言えるからまだボケてない | かきくけ子 | |
| 眉間より目じりに皺を作る日々 | 山田とく子 | |
| 詐欺メール盆も休まずやって来る | 砂田 達成 | |
| 家に居て正解だった盆休み | 齋藤 光子 | |
| 奥の手を洗い清めて会社去る | ゆき | |
| 意地を張り杖を離せば歩けない | ぱせり | |
| クラス会血圧計が幹事役 | 山崎 一郎 | |
| 築年数昭和飛び超え江戸だった | 水谷 裕子 | |
| 文句言うよりも沈黙怖い妻 | 関根 一雄 | |
| 去年よりサンマ太って褒められる | すみれ | |
| 食べに食べ次のランチを予約する | 宮尾 美明 | |
| 鳥に先越されて消えたミニトマト | 亀 歩 | |
| 刀抜くように日傘のカバー取る | せきぼー | |
| 小銭持ちスマホも持ってプチ家出 | 佐藤 彰宏 | |
| 月末には満開になるカレンダー | 池田 稔 | |
| 適当が分からないから食べ過ぎる | 稲垣 義舟 | |





























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