Web川柳句会
| 2024・10 |
| 2024年10月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/北原おさ虫・2024年10月募集分 |
| 好きなことせよと主治医が言う不安 | 渡辺 たかき | |
| 患者と医者との会話です。医者の言葉は「全快です」ともとれるし「手は尽くしましたが・・」ともとれます。患者は疑心暗鬼。でもこれは仮定の話。もしそんなことを言われた時の心の葛藤をユーモラスに句にされたのだと思います。 | ||
| 知名度は上がりましたと兵庫県 | 荘子 隆 | |
| 確かに知名度は上がりました・・けれども・・という句ですね。この句、例の知事のことは一言も言っていないのに、兵庫県と知名度という二つの名詞だけで、あの事を連想させています。ユーモアのセンスで擽った時事句だと思います。 | ||
| 今朝もまた二部合唱のどっこいしょ | 津田 隆 | |
| お年寄の「どっこいしょ」の句なら別段珍しくはありません。この句が面白いのは「二部合唱」です。これによって情景がリアルになりました。高音、低音、ソプラノ・・ハモリもあるかも(笑)。寛いでいる光景が目に浮かんで来ます。 | ||
| 天と地の恵みに負けた胴回り | 松村 しげる | |
| 慎ましく先立つ物が減る老後 | 闘苦朗 | |
| 信じてる母には効いているサプリ | 泉 | |
| 病院に行くと血圧二割り増し | 大浦 福子 | |
| 看護師に腕を組まれて不整脈 | 山崎 一郎 | |
| ちょっと一杯それが一番難しい | 髙杉 力 | |
| 兵までも商品にする北の国 | 川名 洋子 | |
| 未練なし言ってる爺がスクワット | 春爺 | |
| 段差にもハラスメントを受けている | 廣田 和織 | |
| 清濁と併せ飲んでる胃腸薬 | 岡田 淳 | |
| もしトラといわれその気になった虎 | 宮本 信吉 | |
| 買ったってどうせタぬきのタからくじ | 亀 歩 | |
| 地球からすればニキビのような富士 | 西山 竹里 | |
| 目と耳は弱くなっても口達者 | 白峯 | |
| つかみ取りするには向いていないウニ | 橋倉 久美子 | |
| 顔叩く回数増える厚化粧 | 稲垣 義舟 | |
| むせてからパタカラ日課強いられる | 竹平 和枝 | |
| エアコンで冷やした分が温暖化 | 春爺 | |
| 成分表読んだら怖くなる薬 | かきくけ子 | |
| 栗拾いまたイノシンに先越され | 上村 夢香 | |
| 無口だと光って見える君だけど | 水谷 裕子 | |
| 見ないふり聞こえぬふりの嫁姑 | 磯香 | |
| ポロポロとウサギもシカも便秘ぎみ | もう六爺 | |
| 光らない君でもいいわ元気なら | すみれ | |
| 恋仇火種くすぶるクラス会 | 山登爺 | |
| サンプルが済まない顔をする値上げ | 松村 しげる | |
| 一回り上が弱ると焦りだす | 本多 雅子 | |
| 月の裏きっと中国登記済 | もう六爺 | |
| 怖い夢起こした妻を二度見する | 河内 菜遊 | |
| 病名は医者が決めるとヤブが言う | 木村 樹里 | |
| 喜寿過ぎて毎年開くクラス会 | にった みさ | |
| 今落ちた落葉はちょっと踏みにくい | 鶴見 芙佐子 | |
| デメリット決して言わぬコマーシャル | 石井 良司 | |
| 聞き返す聞かれた人も聞き返す | 木村 樹里 | |
| ゴキブリの出たときだけはお父さん | 鈴木 五郎 | |
| ダンス部が学校揺らす文化祭 | せきぼー | |
| 隣から落ち葉の客が来る季節 | さだえばあちゃん | |
| 石破さん総理になれば風見鶏 | 石井 良司 | |
| ストレスを吐き合っている長電話 | 繁柳 | |
| 口下手と言ってる割によく喋る | 磯香 | |
| 捨てがたい思い出溜まりゴミの山 | すずき 善作 | |
| 入る日も近いか石のマイホーム | 荘子 隆 | |
| 真っ白いスーツで覆う黒い腹 | 西井 茜雲 | |
| 神前の三々九度で手錠する | 小原 庄助 | |
| どこまでも過去遡る母の愚痴 | 木村 樹里 | |
| 釣りバカのビデオ懐かしバスツアー | 本多 雅子 | |
| 姪っ子に先を越されたハネムーン | さだえばあちゃん | |
| CTが身体の隅を覗き込む | 野川清 | |
| ノーメイク妻だとわかる十分後 | ぱせり | |
| わが庭に松茸生えて鎖国する | よしじろう | |





























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