Web川柳句会
| 2017・04 |
| 2017年4月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/五十嵐淳隆 2017年4月募集分 |
| 床の間の兜に代わるヘルメット | 住野南天 | |
| 大変な時代になりましたね。床の間には、本来あるべき兜に代えて、災害や砲弾から我が子を護るヘルメットを飾ってやらねばならなくなった・・という不安な親ごころを詠んで秀句となりました。 | ||
| ええかっこしいの仮面が重くなる | 白子しげる | |
| 仮面の句はたくさんありますが、「ええかっこしい」というお面を付けたら、さぞかし首も肩も凝りに凝ってつらい一日になるでしょう。もう、俺はそんなことまでしたくないよ・・という素直な気持ちを盛り込んで、秀句が出来ました。 | ||
| 新社員一皮剥ける前に辞め | はなぶさ | |
| 転勤の辞令が出れば、さっさと辞めてしまう社員が増えるオカシな時代になりました。新入社員は半人前にもならないうちに、もっと恰好の良い職場は無いかと辞めて行く・・そんな根性の無さを詠んで秀句となりました。 | ||
| 母ちゃんと星はなんでも知っている | 鈴木 五郎 | |
| 四季島に退職金を使い切る | えみゆ | |
| 盛りカゴに一つは混じる傷トマト | 彩古 | |
| あちこちで風鈴の鳴る冬の街 | 光畑勝弘 | |
| 高齢と括られ命なお愛し | 本間千代子 | |
| 足手まとい置いて熟女のバスツアー | 白子しげる | |
| 清貧という豊かさを生きている | 光畑勝弘 | |
| 嘘という夫婦をつなぐ隠し味 | 渡辺たかき | |
| ほどほどの嘘をまぶして褒め上手 | 関口行雲 | |
| 実らずもいつもコウベを垂れるオレ | 若山貞人 | |
| おかしいな今日はどっこも痛くない | 麦乃 | |
| 今年もまた尺貫法で咲く桜 | 岡田淳 | |
| 「渚にて」そんな映画の真似をする | 春爺 | |
| 生きてるか風呂覗かれる齢となり | 氷川の杜 | |
| 母はまだ私の箸を棄ててない | 智鈴 | |
| さわやかな声でしつこい選挙カー | 西山竹里 | |
| 決裁が忖度だけで下りる国 | 岩淵 武 | |
| 足元の空を見下ろす宇宙船 | 竹中えぼし | |
| 折り紙の技が宇宙に花咲かす | ミー子 | |
| 秘め事をこっそり覗くシュレッダー | 松村 しげる | |
| スイートテン梅干し十個贈られる | 山下 博 | |
| 階段の手すりがそっと触れてくる | 白瀬白洞 | |
| 真っ先に咲いて蝶々を独り締め | 木村行吉 | |
| 爪伸びるこれが足ならいいのだが | 太秦三猿 | |
| お隣の喧嘩でウチは仲直り | 福村まこと | |
| 自然体自然にならぬ演技力 | 本間千代子 | |
| だんだんと声が大きくなる夫婦 | 星野睦悟朗 | |
| ふと立ってなぜ立ったかと沈思する | 呆け天 | |
| 好きな人へはKYを停止する | 星野睦悟朗 | |
| 老け顔で優先席を奪いとる | 白瀬白洞 | |
| 記者会見本音を言えばボロがでる | 佐藤信則 | |
| 何かある笑顔歪んでいる握手 | よし絵 | |
| 演歌とは相性悪いコーラス部 | 太秦三猿 | |
| お若いわ言われて老いを自覚する | 大西重郎 | |
| 売られたら直ぐに言葉を買いに行く | 白鳥象堂 | |
| 変換の文字も不安で辞書を引く | 佐野かんじ | |
| 医療費が俺より高いうちのポチ | おじ丸 | |
| 不器用を嗤って釘は横を向く | よし絵 | |
| その先を写真の笑みはまだ知らぬ | 時のアオ | |
| 笑みの間に見せる真顔がちと恐い | 小林藤太郎 | |
| 欠伸する猫に生きがい聞いてみる | 白鳥象堂 | |
| 枯れ木でも人口維持に寄与してる | 諸行無常 | |
| プライドを磨きすぎたかまだひとり | 寺林 繁 | |
| 見つからぬラップの端が憎らしい | 岡田淳 | |
| 勘定を何で支払う振られた日 | かきくけ子 | |
| 屁理屈を吐いて沽券を守りぬく | すずき 善作 | |
| Fランで人事固めるEラン出 | クスクス法師 | |
| 大学へ卒業証書買いに行く | 龍せん | |
| 割引に実年齢をバラされる | すずき 善作 | |
| 話し下手な客をもてなすカニ料理 | 加藤胖 | |





























川柳句会トップ
川柳(課題吟)







