Web川柳句会
| 2016・11 |
| 2016年11月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/五十嵐淳隆 2016年11月募集分 |
| 札束にたちまちそよぐ葦である | 太秦三猿 | |
| 人間は考える葦ではなくて、カネにそよぐ葦である・・・と人間の本質を鋭くかつユーモラスに喝破して、秀吟となりました。政治家の活動費など、その典型を見る思いがします。 | ||
| 濡れ衣がやっと乾いた定年後 | 船岡五郎 | |
| 有ること無いこと背負わされてきた厭な思いを「濡れ衣」と表現されて、秀句となりました。定年後、しばらく経ってやっとそれが乾いてきた時のホッコリとした気持ちが良く判ります。 | ||
| 静電気だけが私に拍手くれ | 亀 歩 | |
| 重厚な句ばかり揃うなかで、この句のユーモア感が目立ちました。静電気のパチパチとはねる音をささやかな拍手とコラボさせた着想は秀逸で、思わず拍手したくなります。 | ||
| 窓際でそっと鼻唄マイウェイ | 光畑勝弘 | |
| 百歳へ小さく生きよという諭吉 | 松村 しげる | |
| 元旦の決意は賞味三日間 | 十六夜 | |
| カネの要るゴミだけ残し父が逝き | かきくけ子 | |
| 物忘れの予防注射はないですか | 本間千代子 | |
| 同じネタ煮たり焼いたりワイドショー | 白子しげる | |
| バリアーフリー元を取るまで生きてやる | わこう | |
| プチ家出どうぞどうぞと背を押され | 佐藤彰宏 | |
| 事件ある度に生まれる専門家 | 城戸幸二 | |
| 50年喧嘩も飽きて仲が良い | 赤松重信 | |
| 消し忘れ犯人誰か分からない | 茨木菊太郎 | |
| 健診にサプリメントの効果出ず | 寺林 繁 | |
| ビール税企業努力も水の泡 | はなぶさ | |
| 差がついて隣と会話減る社宅 | 船岡五郎 | |
| 飲みすぎに酒屋が薬売っている | 城戸幸二 | |
| 遠い耳内緒話はもう出来ぬ | 星野睦悟朗 | |
| 難聴の二人にでかくなる会話 | 松村 しげる | |
| この俺の老いも若さも知る鏡 | 氷川の杜 | |
| ボロを出しボロをしまって衣更え | 久常三喜夫 | |
| 人生を知り尽くしたか焼きりんご | 船岡五郎 | |
| もったいないいつか使えるゴミの山 | 坂本加代 | |
| 横着が満杯にする小銭入れ | 颯爽 | |
| 百均で暮らしのデコをする至福 | 寺林 繁 | |
| 予報士に上着の厚さ指示される | 星野睦悟朗 | |
| トランプでババを掴んだ安倍総理 | 佐藤信則 | |
| こませ撒くトランプ流の社交術 | パチンコ姫 | |
| 家長の座生前退位しています | 結び目 | |
| 先生が多くゴルフが下手になり | 岡田淳 | |
| 遠花火昭和の音が追ってくる | 光畑勝弘 | |
| 大根が高くなったと秋刀魚止め | 久常三喜夫 | |
| 鍋奉行二人揃うとややこしい | 太秦三猿 | |
| 金婚も我慢と我慢の結晶 | 佐野かんじ | |
| 陰性と言われて医者が神に見え | 祐泉 隆 | |
| 寝てる間に老化せぬかと不眠症 | 高橋 太一郎 | |
| もういいとたまには思うアンコール | 西山竹里 | |
| 代読は浅く掛けてる貴賓席 | 颯爽 | |
| アドバイス聞いておけよとアドバイス | たごまる子 | |
| 猫ブーム「眠り猫」まで眼を覚ます | 沢田博昭 | |
| 執念でハムは鷹狩り鯉料理 | ナフタリン | |
| 亀柄の夫婦座布団嫁の尻 | ミー子 | |
| 逝ってよい酒と笑いがあるのなら | 松村 しげる | |
| 一寸でも賃上げ嬉しパート主婦 | ミー子 | |
| このところ妻に言えない夢続く | 福村まこと | |
| 年末は築地で出来るお買い物 | なるちゃん | |
| 見直せばえくぼが皺に見えてくる | 齊藤大柳 | |
| 顔だけは寒さおぼえぬ厚化粧 | 本間千代子 | |
| 降りすぎで雪やコンコン歌えない | 茨木菊太郎 | |
| 美しいものほど毒がある茸 | なるちゃん | |
| 八百万貧乏神の目立ちすぎ | やす坊 | |
| デジタルでお役御免となる振り子 | 海野えぼし | |





























川柳句会トップ
川柳(課題吟)







