Web川柳句会
| 瞳 |
| 課題「瞳」入選作品 |
| 選考/毛利由美・2025年3月募集分 |
| 嫁の父鯛の瞳をつついてる | はぐれ雲 | |
| 読んだ途端に状況が目に浮かんだ。不器用な父親のなんとも形容し難い思いを「鯛の瞳をつつく」動作で表している。「つついている」ではなく「つついてる」のふてくされ感がなんとも絶妙。結婚式の影の主役は花嫁の父かと納得した句。 | ||
| 散歩車に八つの瞳宙を見る | はぐれ雲 | |
| いわゆる保育園の「お散歩カー」。複数の保育士さんたちとお散歩に出かける散歩車は見る人の目もなごませる。中に乗る4人の園児たちは思い思いに社会を見つめている。みんなキラキラした目をしている。 | ||
| 気持ち込め黒目を入れる福だるま | 野平 光太郎 | |
| 翻ってこちらは大人の世界。よく見るのは選挙のときの必勝だるま。黒目を入れるこのときの気持ちを忘れずに国民に尽くしてほしいもの。調べてみるとだるまの有効期限は1年らしい。毎年気張れよということか。 | ||
| 瞳きらきら花を追い鳥を追い | 高田 羅奈 | |
| 瞳孔が開きかけてやせんかヒト | 大木 安沙 | |
| 名が瞳だと知りもっと好きになる | おじ丸 | |
| 大花火猫の瞳を輝かす | 柳村 光寛 | |
| 瞳四つ卒業し今日閉校す | 海神 瑠珂 | |
| 眼力がまだある内は娑婆にいる | 春爺 | |
| ブラックホール瞳の奥に持った君 | かきくけ子 | |
| ガザの子の瞳に映る地獄絵図 | 戴 けいこ | |
| 再選のたびに瞳が濁り出し | 休鶏 | |
| 問い質す妻の瞳がロックオン | 渡辺 たかき | |
| 譲渡会すがる瞳にほだされる | ミツエ | |
| 瞳孔を開いて見てる医師の顔 | 阿部 日向子 | |
| ふらふらと散瞳検査帰り道 | 羽馬 愚朗 | |
| まだ脈はあるな瞳が揺れている | 橋倉 久美子 | |
| 放言が首脳の瞳曇らせる | 船岡 五郎 | |
| 初孫の瞳に映る八つの目 | 山登爺 | |
| 縮瞳がサリンの怖さ見せつける | 桜木 美津子 | |
| そこのけと猫の瞳が訴える | 佐々木 こう子 | |
| 真贋を瞳凝らして見極める | 西上 遊二 | |
| 享保雛幾代見つめて来た瞳 | 天野 きよし | |
| トランプの瞳の奥は弗マーク | 須藤 良夫 | |
| ランドセル瞳輝く一年生 | つれづれ | |
| あどけない瞳に弱いお爺ちゃん | 稲垣 義舟 | |
| 初日の出瞳にそっと焼き付ける | 宮本 信吉 | |
| 国民に向いていますかその瞳 | 羽華 | |
| おさんぽの子等の瞳に花映る | あっちゃんパパ | |
| フジテレビ瞳は未だ半開き | 荘子 隆 | |
| 鳴く牛の瞳が濡れていた別れ | 野平 光太郎 | |
| 旅立ちの瞳に焼きつける山河 | 竹中 たかを | |
| ペンライト瞳孔探る救命士 | みんせい | |
| こいのぼり顔全体が瞳です | さだえばあちゃん | |
| キラキラネームだった戦後の瞳ちゃん | すみれ | |
| ただいまに待ちかねた瞳の猫が寄る | 高田 羅奈 | |
| 上京の瞳の奥にある不安 | 隼人 | |
| ユニセフの痩せて切ない子の瞳 | 本多 雅子 | |
| 栗きんとん孫の瞳が輝いた | 宮本 信吉 | |
| 仏像の瞳とそっと会話する | あっちゃんパパ | |
| 龍馬像瞳はずっと太平洋 | 福島 りか | |
| 瞳から涙を流さないピエロ | 五月 | |
| 少年の瞳に戻る趣味の会 | 星野 睦悟朗 | |
| 仁王様青い瞳にたじろがず | 小倉 三歩 | |
| ゆるキャラの大きすぎてもよい瞳 | 西山 竹里 | |
| 敵陣で魚眼レンズになる瞳 | 佐佐木 雀区 | |
| 瞳孔を一杯開けて生ビール | たーちゃん | |
| 瞳孔がびっくり顔の補助をする | 久常 三喜夫 | |
| 眠らない防犯カメラの瞳たち | 小田慶喜 | |
| 海鳥の瞳がゴミを映し出す | 荘子 隆 | |
| 瞳にもおめかしカラーコンタクト | 橋倉 久美子 | |
| 切れ長の目でも瞳は円いもの | 6年6組てんまのよい子 | |
| 目を開けて金魚のように眠る妻 | 6年6組てんまのよい子 | |





























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