Web川柳句会
| くるくる |
| 課題「くるくる」入選作品 |
| 選考/島文庫・2024年9月募集分 |
| 名人のかけた鉋も屑という | 荏原 利行 | |
| 幼い頃、近所の普請場へ行っては棟梁の仕事を見ていた。鉋を掛けるシューッという音と伴にクルクルと巻き上がる鉋クズが不思議で、発条状の屑を伸ばしたり、透かしたりしていた事を思い出した | ||
| 包帯を巻こう地球は傷だらけ | 石井 良司 | |
| 地球上のあちこちで戦争が続いている。また、温暖化による異常気象から世界各地で大災害も頻発している。ヒト科のエゴから、今や地球は瀕死の重傷だ。巻く包帯があれば良いのだが。 | ||
| 目を回す素直なトンボいない秋 | 阿部 日向子 | |
| 蜻蛉は何処に消えてしまったのか、秋だというのに見かけることがない。絶滅危惧種の一つらしい。昔はそこら中にいて指をクルクルさせれば捕まえられた。素直さを無くしたのは地球かも知れない。 | ||
| 吉と凶くるくる回る新NISA | 河内 菜遊 | |
| くるくると日本の四季を桂剥き | 河内 菜遊 | |
| 驚いてなくても鳩の目は丸い | 戴 けいこ | |
| 良いことがあったか日傘回してる | おじ丸 | |
| くるくると空回りする和平案 | 山田恭正 | |
| 裏金を舌でくるくる丸め込み | 小林 祥司 | |
| 空回りマイナンバーと保険証 | 岩窟王 | |
| 秋風と夏日くるくる温暖化 | 入り江 わに | |
| くるくると回る懺悔の風車 | 稲山 博司 | |
| 建前と本音くるくる女子の紅 | ハッピーエイト | |
| その手には乗らぬとトンボ逃げて行く | すみれ | |
| 燕尾服着た鳩よ くるくる泣こう | 牛田悠貴 | |
| くるくるとくせ毛泣かせの雨が降る | ねこママ | |
| パラソルをくるくる回し日を飛ばす | 阿部 日向子 | |
| くるくると巻いた下着が旅土産 | 6年6組てんまのよい子 | |
| 沸騰化回遊魚にも迫る危機 | 松村 しげる | |
| くるくると私情の糸に巻きつかれ | おかの みつる | |
| ルーレットくるくるまわるIR | こはり つよし | |
| 定年延長回し車をまだ回す | 小田慶喜 | |
| ワンオペのねずみ花火がブチ切れる | 佐佐木 雀区 | |
| くるくると指輪を回す倦怠期 | 関根 一雄 | |
| 嘘八百くるくる回す舌の先 | やす坊 | |
| 電気代請求書来て目を回し | 正能 照也 | |
| 政界に長く居座る風見鶏 | おかだ じろう | |
| ふる里の山に大きな風車立つ | 鶴見 芙佐子 | |
| AIが無限ループに黙り込む | クスクス法師 | |
| カタカナ語増えてくるくる辞書をくる | つれづれ | |
| 今日もまた同じ話を聴く介護 | ハッピーエイト | |
| 猫の目の相場に踊る兜町 | 山﨑 止水 | |
| 走馬灯回してるのは千の風 | 竹中 たかを | |
| 炊き出しの米研ぐ渦の防災日 | 野平 光太郎 | |
| 風車くるくるくると恐山 | 竹平 和枝 | |
| 歯車の一翼だった昭和の譜 | 小原 庄助 | |
| 迷わせる形になっている団地 | 橋倉 久美子 | |
| 支持率が総理の椅子を良く回す | みんせい | |
| 落ち際に枯れ葉月面宙返り | 荏原 利行 | |
| 啖呵売のせられ買った宇宙ゴマ | はなぶさ | |
| くるくる走るバスの片割れ | ギガキロバイト | |
| 歳時記をもらう自転の地球から | 高田 羅奈 | |
| 4島をお手玉にして弄び | 齊藤 大柳 | |
| 頭のネジこっそり回す日に三度 | 穂口 正子 | |
| ブレイキン頭で地球回してる | 天野 きよし | |
| 方針をくるくる変える三代目 | 汐海 岬 | |
| 母さんの留守にルンバが稼働中 | 桜木 美津子 | |
| 答弁が二転三転して辞職 | 柳村 光寛 | |
| 猫の尾はひとり遊びのためにある | 八木五十八 | |
| フンコロガシには重い牧草ロール | 木村 行吉 | |
| 鳥よけに張り切っている風車 | すみれ | |
| くるくると変わる天気に農家泣く | 山崎 一郎 | |
| 休みなく動いた妻とフルムーン | 川名 洋子 | |





























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