Web川柳句会
| 電気 |
| 課題「電気」入選作品 |
| 選考/島文庫・2023年9月募集分 |
| 送電線あれは都会へ行く電気 | 坂田 康雄 | |
| 岸本水府の「電柱は都へつづくなつかしき」を連想させるが、それにたっぷりの皮肉を加えた秀句。水力や原子力で発電された電気の大半は都会で消費される。そして負の遺産だけが残るのだ。 | ||
| 原発の重い十字架漁師まで | 稲山 博司 | |
| 福島が背負った原発の負の遺産は、第一原発の完全な廃炉まで背負い続ける。処理水の放流もその一端だ。その陰で、北海道をはじめ大半の漁業者の皆さんは、甚大な風評被害に晒されている。 | ||
| EV車乗り遅れてはいかんぜよ | 佐藤 彰宏 | |
| ハイブリッド車で世界市場を席捲した日本もĒV車では、中国や欧米から立ち遅れの感がある。もし坂本龍馬が生きていたら?「負けたらイカンぜよ」と発破をかけられたに違いない。 | ||
| 手が足が舌がゆっくり電池切れ | かきくけ子 | |
| 台風がオール電化を吹き飛ばす | 八王寺 宇保 | |
| 太陽光パネルの蔭に開拓碑 | 西井 茜雲 | |
| 女盛りと言われた途端100ワット | 本多 雅子 | |
| 電気ブラン飲んで明治に会いに行く | 羽馬 愚朗 | |
| ニューロンの電気で揺れるムンクの絵 | 金瀬 達雄 | |
| 二股ソケットの小さな幸せ | 津田 隆 | |
| 感電をしない程度の恋もある | 龍せん | |
| センサーに出迎えられる午前様 | 阿部 日向子 | |
| 停電が町も電車も眠らせる | ハッピーエイト | |
| 年老いた原発をまだこき使う | 橋倉 久美子 | |
| 森を切り再生可能エネルギー | おじ丸 | |
| エアコンの前で動かぬ夏でした | 寺井 一也 | |
| 自販機が妖しく光る闇の中 | 綾 | |
| 夕餉時裸電球汁の中 | けさぎん | |
| こうなれば電気ウナギも飼ってやる | 大浦 福子 | |
| 暖色の灯りがともる谷の家 | 荘子 隆 | |
| 魅力ある人で感電させられる | 八木 幸彦 | |
| 身代金払う思いで電気代 | 荏原 利行 | |
| 停電のデートのことは覚えてる | 6年6組てんまのよい子 | |
| 祖母の声電気つけてがまだ聞こえ | 武藤 宣彦 | |
| レンジでチンお一人様が出来上がる | 野川清 | |
| 初のキス邪魔しないでよ静電気 | 風間 なごみ | |
| ピカチュウも鰻も雇用したくなる | 大木 安沙 | |
| 電気代よりも命と知った夏 | 北村 幽芳 | |
| 子は二人までと電動チャリが言う | 星野 睦悟朗 | |
| 待っててね今放電をしています | 下村 由美子 | |
| ビビビッと電気走った赤い糸 | 河内 菜遊 | |
| 猛暑日の生命線になる電気 | 佐々木 冬彦 | |
| 直流は脇目もふらず一本気 | 春爺 | |
| 円安に財布ピリピリ感電し | 池田 稔 | |
| 張り付いた残暑電気を食いつぶす | 柳川 ひょうご | |
| スイッチを廊下の奥につけようか | 八木 五十八 | |
| 減反の田んぼ電気に切り換える | 竹中 たかを | |
| 太陽のパネルで埋まる休耕地 | 竹中 正幸 | |
| 再稼働人質に取る電気代 | 翔のんまな | |
| ロシナンテ今や風車は発電機 | 野平 光太郎 | |
| 原発を盾にロシアの悪だくみ | 白鳥 象堂 | |
| 図書館で浮かした本代電気代 | よしじろう | |
| 電気消してと新妻がささやいた | 美和山吹 | |
| 照明は控えめ町の電気店 | さつき 明紫 | |
| 静電気多発夫婦の乾燥期 | 原 洋一 | |
| そうか君も電気で生きているんだね | 山田 初男 | |
| エアコンもやっと一息虫の声 | 穂口 正子 | |
| AIも電気仕掛けで動いてる | すずき 善作 | |
| まさかねえ電気がいのち繋いでる | 柊 無扇 | |
| キロで買い合で焚いてる電気釜 | 繁柳 | |
| エアコンにお疲れさまと言って寝る | よしじろう | |
| 節電で知った星空虫の声 | 久常 三喜夫 | |
| この世話になりたくないな非常灯 | ゆき | |





























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