Web川柳句会
| 鉄 |
| 課題「鉄」入選作品 |
| 選考/島文庫・2023年4月募集分 |
| 日本の地下鉄だから眠りこけ | かきくけ子 | |
| 日本の治安の良さは、外国人観光客も等しく評価するところですが、日本人の平和呆け感も否めません。国内と同じ気分で彼の国を旅しようものなら、身包みはおろか命さえ危ういとか。 | ||
| 逆上がり出来て気づいた青い空 | 岡田 淳 | |
| 私も運動が苦手でしたから鉄棒の逆上がりには苦労しました。そのぶん、出来た時の爽快感は格別で、作者の「気づいた青い空」には大共感です。逆上がりの句が多かったなか秀逸でした。 | ||
| 札束で叩けば曲がる鉄の意志 | 阿部 日向子 | |
| ロッキード、リクルート等々、政治とカネの問題は枚挙に暇がありません。それもそのはず、最後の最後「地獄の沙汰もカネ次第」ときては「越後屋、お前もワルよのう」と閻魔様さえ苦笑です。 | ||
| 鉄屑が溜まっちゃったよ日本海 | 山登爺 | |
| 鉄壁の地盤壊した三代目 | 八王寺 宇保 | |
| 鉄筆の癖字が残るわら半紙 | 野平 光太郎 | |
| 海底を未だ彷徨う鉄兜 | 福村 まこと | |
| 国守るゼレンスキーの鉄の意志 | 廣田 和織 | |
| 鉄則もたまに忘れる思いやり | 渡辺 たかき | |
| 地下鉄も避難場所だと知った朝 | 桜木 美津子 | |
| 鉄の雨二度と降るなと祈る空 | 中村 好孝 | |
| 倫敦橋鉄の女が夜に墜ちる | 光畑 勝弘 | |
| 鉄板で踊り上手なかつお節 | やんちゃん | |
| 鉄腕はないが児を抱く腕がある | 稲山 博司 | |
| 教師こそわが天職と見つけたり | ミルクルミ | |
| 知らぬ間に準備されてた鉄かぶと | 関根 一雄 | |
| 撮り鉄の目には入らぬ他の人 | 阿部 日向子 | |
| 我が家にも鉄の女が一人いる | すずき 善作 | |
| 鉄サビの増えた日本の屋台骨 | 遠江 竹庵 | |
| 鉄仮面つけてヒールも何のその | 関口 行雲 | |
| 厚化粧電車で作る鉄面皮 | クスクス法師 | |
| 驚いた彼女の部屋に鉄アレイ | にった みさ | |
| 錆びついた門扉に無沙汰責められる | 西井茜雲 | |
| 鉄分の摂り過ぎだろう重くなる | 砂田 達成 | |
| まだいける余熱の残る鉄を打つ | 山田 とく子 | |
| 鉄人も アトムも飛んだ 青い空 | 津田 隆 | |
| 国境の鉄条網が錆びてゆく | 右田 俊郎 | |
| 春休み鉄板囲む三世代 | ねこママ | |
| バフムトの鉄壁防御誤算の露 | はなぶさ | |
| エセ平和錆びた鉄砲担ぐ鳩 | やす坊 | |
| 不都合な真実だから蓋は鉄 | 加藤 胖 | |
| 四位には鉄のメダルをあげましょう | 荏原 利行 | |
| 鉄拳を振るった父も好々爺 | 北村 幽芳 | |
| 故郷へ帰る鉄路が錆びている | 廣田 和織 | |
| 鉄筋の手抜き暴いた大地震 | ミツエ | |
| 後ろから指鉄砲で妻を撃つ | 山田恭正 | |
| ひじ鉄の痛さを知っている桜 | 隼人 | |
| 夜景ツアーの名所で生きる製鉄所 | 白鳥象堂 | |
| 喜寿過ぎの鉄人揃うおらが村 | 寺井 一也 | |
| 鉄壁な読みで攻め切る聡太の手 | 福田 和人 | |
| 昭和百年インフラの赤っ錆 | 竹中 たかを | |
| 細くとも未だコロナの鉄格子 | 大木 安沙 | |
| 静かではいけない街の鉄工所 | 翔のんまな | |
| さらわれるしかない君の鉄砲水 | ハッピーエイト | |
| 鰻重で済ます鉄婚記念の日 | 酒井 映子 | |
| ミサイルに遺憾抗議の空鉄砲 | 荘子 隆 | |
| カーテンは依然鉄だねロシアさん | 柊 無扇 | |
| 鉄の町今は寂しい過疎の町 | 太秦 三猿 | |
| 寸鉄も帯びぬと老いのたたずまい | 彦翁 | |
| 国境の鉄条網がまた増える | 関根 一雄 | |
| 認知症鉄の女も勝てぬ敵 | 湯本 良江 | |
| アイアンを3本持って走れとさ | 正能 照也 | |
| 鉄格子中で指示する闇バイト | 山田 初男 | |





























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