Web川柳句会
| つらい |
| 課題「つらい」入選作品 |
| 選考/島文庫2022年12月募集分 |
| 80億難破しそうな地球丸 | 河内 菜遊 | |
| 今年、インドが遂に中国を抜いて人口が世界一となり、その2ケ国で28億人強、世界人口の35%となる見込み。食料やエネルギー資源の需要は益々逼迫し、国家間の対立も種々増えそうだ。 | ||
| 後継ぎがいない田圃が泣いている | 野平 光太郎 | |
| 農業を始め、漁業、製造業の現場でも後継者不足は深刻な問題。とりわけ、農業は食糧自給の観点からも国防に匹敵する重要な課題である。漫然と見過ごして、田圃を殺してはならない。 | ||
| 年をとるつらさも風化して消える | 阿部 日向子 | |
| 老化現象から来る身体の不調も脳細胞の劣化も自然の理だとすれば、それを嘆き、抵抗しても仕方がない。巨岩ですら雨風で風化し、崩れ去ってしまうのだから、との高い悟りなのかも。 | ||
| 好きなもん食べやと父は水を飲む | 山田恭正 | |
| 豊饒に農のつらさを忘れ去る | すずき 善作 | |
| めぐみ待つ四十余年の年かさね | 柳川 ひょうご | |
| 財布だけスリムになったダイエット | 山登爺 | |
| 長生きはしたいが貯金底をつく | ミツエ | |
| 残業が減って無口になる財布 | 稲山 博司 | |
| PK戦泣くに泣けない顔がある | 齊藤 大柳 | |
| おしんには負けるが辛い家事育児 | 砂田 達成 | |
| 妻と母どちらを見ても恨まれる | 川名 洋子 | |
| 内視鏡揉め事ばかり暴き出す | 白瀬 白洞 | |
| 級友の素顔を知らぬまま卒業 | 渡辺 たかき | |
| イブの日に戦死者の報ウクライナ | すみれ | |
| 神様がこんな仕打ちをされますか | 春爺 | |
| ワクチンの副反応に泣かされる | ねこママ | |
| しかたないしかたないってつらいなあ | 大澤 葵 | |
| 逆らえぬ空気を吸っているマスク | 泉 | |
| 虎の子をどうも狙われてるみたい | 十音 | |
| 子の夢をかなえてやれぬ素寒貧 | 山田 とく子 | |
| 逝く順が逆さまになる親不孝 | 岡田 淳 | |
| 昭和史のつらい記憶がまだ消えぬ | 原 洋一 | |
| 弱音など吐かない母の肝っ玉 | 武藤 宣彦 | |
| 認知症妻の変化を見る辛さ | 湯本 良江 | |
| 真夜中の介護つらいと独り言 | やひろ ゆき | |
| 病名はデパートなみの品揃え | 遠江 竹庵 | |
| 妻の愚痴聞いたふりしてやり過ごす | 時間餅 | |
| 辛かった時期も今では語り草 | 山下 博 | |
| 問題集わたしを試す深夜二時 | 上村 夢香 | |
| 元気かと聞かれ辛苦を畳み込み | 水谷 裕子 | |
| 落丁のように忘れるつらいこと | 佐佐木 雀区 | |
| 辛かろう孤高の鎧着てるのも | 河内 菜遊 | |
| 飽きられてピエロは終の化粧する | 翔のんまな | |
| 呑む度に思い出してる恋ひとつ | 真田 義子 | |
| 冬晴れに喪中はがきがまた届く | 隼人 | |
| コロナ禍で会えず仕舞いの野辺送り | 本多 雅子 | |
| 物価高サンタも辛いクリスマス | 齋藤 光子 | |
| 連続が途絶えた歌手の大晦日 | 八王寺宇保 | |
| 高齢者仲間はずれのIT化 | 陽香 | |
| 憂うならひとまずココア淹れようか | さな | |
| 辛いでしょうと魔除けと神を売りにくる | ハッピーエイト | |
| 入り婿へ女系家族の包囲網 | 宮本 彩太郎 | |
| 蟄居する着物が愚痴る桐箪笥 | 山田 初男 | |
| 衝撃の直訴で成った救済法 | 坂田 康雄 | |
| 人間を生きております物価高 | 柳村 光寛 | |
| 50年妻に仕えて働いた | 6年6組てんまのよいこ | |
| 晩酌に翳りを落とす物価高 | 羽馬 愚朗 | |
| 「打ってない」急に冷たい眼で見られ | 紫芋式部 | |
| 忖度を部長へ部下へ課長職 | 星野 睦悟朗 | |
| 辛口で評したあとの辛い道 | 宮尾 柳泉 | |
| 返信は来ないけれどもつく既読 | 鮫島 信明 | |
| 辛抱の棒の太さが幸を呼ぶ | ゆき | |





























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