Web川柳句会
| 過去 |
| 課題「過去」入選作品 |
| 選考/島文庫2022年11月募集分 |
| 三月を奪った海へ漁に出る | 坂田 康雄 | |
| あの東日本大震災から間もなく12年、被災した町並みは復旧されてはいますが、地震や津波の記憶は消えることがありません。苦境を撥ね除け、生き抜こうとする人々の逞しさが光ります。 | ||
| 美しい過去と男だけが思う | 橋倉 久美子 | |
| 男はロマンチスト、女性はリアリストといわれますが、グサリと男の胸を刺すような小気味のよい一句。男は元カノの思い出を引き摺りセピア色、彼女はケロリ新たな恋にバラ色だったりして。 | ||
| 川底の過去は語らぬ丸い石 | 久常 三喜夫 | |
| 温厚で達観したような好々爺でも一皮剥けば、凶状の一つや二つあったりして。「花は苦労の上に咲く」他人には見せない苦渋の数々が人の徳を醸成するのだと「丸い石」が語っているのですね。 | ||
| 失敗もかっこよくなる偉人伝 | 阿部 日向子 | |
| 骨壺に入り切れない物語 | 山田恭正 | |
| 歴史書のどのページにも血の匂い | 稲山 博司 | |
| 語り継ぐことが大事と原爆忌 | 西田 のり昭 | |
| むかし話が嫌いな絵本だってある | 稲山 博司 | |
| 梨泰院の悲惨な夜も過去になる | ねこママ | |
| 再生紙君には過去が多すぎる | けい | |
| 敗戦が日本の過去の羅針盤 | やひろ ゆき | |
| 隙間なく生きたと語る父の骨 | ハッピーエイト | |
| 蹴飛ばした過去の小石に蹴躓く | 廣田和織 | |
| 未来より過去へ行きたいタイムマシン | 羽馬 愚朗 | |
| それぞれに椅子を守った自負がある | 本多 雅子 | |
| レモン絞ってさわやかな過去にする | 橋倉 久美子 | |
| 過去は過去未来は未来今は今 | 白峯 | |
| 過ちは繰り返せない平和の火 | 泉 | |
| 色帯びた過去は問わない再生紙 | 宮尾 柳泉 | |
| アルバムのどのページでも笑ってる | 酒井 映子 | |
| 明日香村古代のロマン満ち満ちて | あっちゃんパパ | |
| 過去形で言っても容赦などしない | 端河 潔 | |
| その件は過去のことだと逃げ上手 | おかの みつる | |
| 笑いジワ楽しい過去の置き土産 | おおばひろみ | |
| ご破算と呪文唱えて前を向き | 佐々木 冬彦 | |
| 菩提寺の過去帳が待つラストラン | 岡田 淳 | |
| 止まってる時計が語る大惨事 | 船岡 五郎 | |
| 沈む日を見れば後ろに長い影 | 齊藤 大柳 | |
| 過去なんて振り返らない今が好き | 花井 多可子 | |
| 紅葉の色にも過去の佇まい | ハッピーエイト | |
| 安全に前例主義の担当者 | 野平 光太郎 | |
| 旧党が引き写された派閥地図 | 岡 遊希 | |
| 笑ってた記憶の蓋を開けてみる | 風間 なごみ | |
| 過去問を解いて人生第二幕 | 山田 初男 | |
| 美しく刷り直してる若き日々 | 冬子 | |
| 三冠へバットに残る古い傷 | 福田 和人 | |
| 過ぎ去ればつらいことさえ懐かしい | 春爺 | |
| A4の一枚で足る僕の過去 | かきくけ子 | |
| 侵略の過去を忘れて再軍備 | こはり つよし | |
| 一眠りすればすべては過去になる | 西山 竹里 | |
| コロナ禍を過去にしたいが第8波 | 寺井 一也 | |
| 掌に僕の知らない過去がある | 八木 五十八 | |
| 人生は過去問に無いことばかり | 荏原 利行 | |
| 八時でもテレビの前は二人だけ | 未央柳 | |
| 過去のこと敗者は水に流せない | 竹中 正幸 | |
| 百出の意見を笑う結果論 | 隼人 | |
| 独裁は過去の独裁超えたがり | 河内 菜遊 | |
| 戦争が過去にならない人類史 | ぽっち | |
| しがみつくほどのことではないけれど | はまなお | |
| 家計簿の過去と比べる物価高 | ミツエ | |
| 戦後史に慰安婦像が打つ楔 | 白瀬 白洞 | |
| 自分史にひしめいているたらとれば | 星野 睦悟朗 | |
| 武勇伝 披露する度 筋変わる | 吉 哉郎 | |





























川柳句会トップ
川柳(課題吟)







