Web川柳句会
| かばん |
| 課題「かばん」入選作品 |
| 選考/島文庫2022年10月募集分 |
| 背嚢に平和を入れて父帰る | 光畑 勝弘 | |
| かつての第二次世界大戦に従軍されておられたお父上の帰還の句でしょうか。背嚢という語句が戦争の生々しさを感じさせ、それに平和を入れてと表現されたところが秀逸でした。ウクライナにも平和を。 | ||
| ブランドのかばんの角が尖ってる | 関根 一雄 | |
| デパートの真ん中にデンと並んでいる一流品を横目に通るとき、ピカピカした鋭利な刃物を突きつけられているような気がするのは、私だけかと思っていましたが、お仲間がおられて安心しました。 | ||
| わくわくを詰めると軽い旅かばん | 宮尾 柳泉 | |
| 「行きはよいよい、帰りは恐い」のは、お土産ばかりのせいではないようです。これから始まるだろう旅への期待が風船のように大きく膨らんで、重い荷物を一緒に持ってくれているのかも知れませんね。 | ||
| カバンにはでっかい夢を詰めている | 東 定生 | |
| 往診の医師のかばんの頼もしさ | 西山 竹里 | |
| お下がりのかばんを置いた枕元 | やひろ ゆき | |
| 黙礼でかばん手渡す定年日 | 春爺 | |
| 帰省から戻る鞄が泣きそうだ | えつこ | |
| プーチンがチラリと見せる核カバン | はなぶさ | |
| 寅さんもかばんひとつで生きている | 関根 一雄 | |
| ささやかな自由鞄を持たない日 | 稲山 博司 | |
| 傷心をカバンに詰めて独り旅 | 加藤 胖 | |
| 核ボタン入れるカバンに飴入れる | 小林 祥司 | |
| 遠足のあの日リュックが跳ねていた | 坂本美地子 | |
| パソコンも入るんだってランドセル | おおばひろみ | |
| 自粛開け旅のかばんが光りだす | 陽香 | |
| ユーモアの入ったかばん持ち歩く | よもやま話 | |
| 上京のかばんに母の握り飯 | やひろ ゆき | |
| バーキンの中で巣食っている孤独 | 智鈴 | |
| ランドセル頭と腕と足が生え | 遠江 竹庵 | |
| 宅配が旅行鞄を軽くする | おかの みつる | |
| 慰霊碑へオバマは核のかばん下げ | 高橋 太一郎 | |
| 不確かな夢を鞄に巣立つ朝 | 荘子 隆 | |
| 大志より鞄が重い永田町 | 河内 菜遊 | |
| ランドセルでっかい夢を歌ってる | つれづれ | |
| 煩悩と良心少し頭陀袋 | 木村 行吉 | |
| 祖国から鞄両手に降りる駅 | 野平 光太郎 | |
| かばんには向学心が詰めてある | 彦翁 | |
| 円安をスーツケースにめいっぱい | 水谷 裕子 | |
| ハナマルをリュックに入れてばーちゃんち | 正能 照也 | |
| 五十年歴史を刻む古カバン | 福田 和人 | |
| 非常食スーツケースにスタンバイ | 齋藤 光子 | |
| 月曜の鞄いかにも重過ぎる | 寺井 一也 | |
| その昔かばんで辞めた知事がいる | 桜木 美津子 | |
| 理不尽を鞄に詰めて旅支度 | 砂田 達成 | |
| 当選へ親の財布が物を言う | 岡 遊希 | |
| バブル期の背広とかばんアルマーニ | 佐藤 佐伎 | |
| 高級カバン何にも入れるものがない | よもやま話 | |
| エルメスのバッグを下げて見切り品 | すずき 善作 | |
| 三世の継いだカバンはSサイズ | きぃろっく | |
| 一泊の旅で彼女の大かばん | さだえばあちゃん | |
| 偏差値の階段登るランドセル | 坂田 康雄 | |
| 就活のカバンらしいが疲れてる | 四季 | |
| かばん持ち太鼓持ちへと出世する | 荏原 利行 | |
| 寅さんのカバン自由が詰まってる | 川名洋子 | |
| 買い物のバッグに詰める値上げ札 | 松村しげる | |
| お疲れのかばんを乗せる終電車 | 宮本 信吉 | |
| カバンからリュックに換えたリタイヤー | 岩窟王 | |
| よれよれの鞄知識が出尽くした | 山田 とく子 | |
| パソコンを暖めている皮かばん | 阿部 日向子 | |
| きな臭いSPの持つ黒かばん | 原 洋一 | |
| 悔しさを ゴルフ鞄に 仕舞い込む | 猫背 | |
| 帆布生地のバック気に入り二十年 | 遠江 竹庵 | |





























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