Web川柳句会
| 箱 |
| 課題「箱」入選作品 |
| 選考/板垣孝志2022年02月募集分 |
| いつの日か何かを入れるための箱 | 阿部 日向子 | |
| 何とも不思議な句である。その箱に入れるものはエンゲージリング、それとも核爆弾、花の種。あるいはペットの骸か。何を入れるかは読み手の想像力だが、その日は必ずやって来る。今から準備をしておかねば。 | ||
| トロ箱の庭に種蒔く裏通り | 野平 光太郎 | |
| 故郷から届いた魚の干物の空き箱だろうか。おじいちゃんが蒔いたのは朝顔それとも百日草、夏休みに孫たちが来るころ満開の予定。 | ||
| 賽銭箱神に届くかスマホペイ | あっちゃんパパ | |
| 猫も杓子もスマホじゃペイじゃと世の中が変になって来た。五円玉でもお賽銭箱に投げ入れるから、神様も音で確認ができる。スマホから振込んだ額は神様には見えず、二か月後の受け取りでは入試など請け負えまい。 | ||
| 箱を出てまずは春めくお雛さま | 泉 | |
| けんかして中身不安な弁当箱 | まさみじいちゃん | |
| 時々はダイエットする貯金箱 | まさみじいちゃん | |
| 天敵も同じ箱舟乗った仲 | 林 山柳 | |
| 欲望を詰める箱には底が無い | 有澤 嘉晃 | |
| パンドラの箱もて余す星条旗 | 翔のんまな | |
| いずれゆく小さな箱の壺の中 | 里吉 國彦 | |
| 箱書きがなければ犬の飯茶碗 | 竹中 正幸 | |
| 箱の中母の宝は子供の絵 | 川名 洋子 | |
| 箱入りでバザーに並ぶ引き出物 | わこう | |
| 古希ながらまだ胸にある玩具箱 | 佐々木 冬彦 | |
| 箱庭の鶏頭を詠み糸瓜詠み | 竹中 たかを | |
| カード時代棚に上がった貯金箱 | 酒井 映子 | |
| コツコツと夢が膨らむ貯金箱 | ねこママ | |
| 写真屋さんコンビニ横の箱になり | 船岡 五郎 | |
| 玉手箱時の流れが速すぎる | 泉 | |
| 菓子箱が無理な願いを連れてくる | 岡田 淳 | |
| ステイホーム増える空き箱減る預金 | 横手 敏夫 | |
| 重箱読みのため重箱から教え | 星野 睦悟朗 | |
| 空き箱がいつかの出番待っている | 坂本 美地子 | |
| また転居開けぬまんまの段ボール | 佐佐木 雀区 | |
| おもちゃ箱未来へ続く窓がある | 繁柳 | |
| 縦横にトロ箱走る魚市場 | 西井 茜雲 | |
| 小さい箱選んで心見透かされ | 穂口 正子 | |
| 二回目もやはり大きい葛籠選る | 木村 行吉 | |
| 糖尿へバレンタインのチョコの箱 | 遠江 竹庵 | |
| 中身より値が張るチョコの化粧箱 | 竹中 正幸 | |
| コロナ禍の賽銭箱が軽過ぎる | 寺井 一也 | |
| 旅行けば賽銭箱が多すぎる | おかの みつる | |
| ドローンから箱庭風の村の絵図 | 辻 貴希 | |
| 遺族には白木の箱に石一つ | 岡 遊希 | |
| 梅干しが一つのってた弁当箱 | 坂本 美地子 | |
| 百葉箱一緒に消えた金次郎 | 桜木 美津子 | |
| 押し入れの裁縫箱に祖母がいた | 朧 | |
| 針箱が出しっぱなしの子沢山 | ゆき | |
| 新しい筆箱はずむ登校日 | せきぼー | |
| 筆箱に筆下駄箱に下駄は無し | 宮本 彩太郎 | |
| 一夜漬けした筆箱も眠たそう | 彦翁 | |
| 食卓にも椅子にもなったみかん箱 | 城戸幸二 | |
| ジミ婚でお払い箱の金屏風 | 隼人 | |
| 箱代も払って格を上げておく | 橋倉 久美子 | |
| サンタさん箱に値札の忘れもの | せきぼー | |
| ゴミ箱に分別出来ぬ核のゴミ | 河内 菜遊 | |
| ばら撒きは投票箱の閉まるまで | こはり つよし | |
| 爺婆は孫の大事な玉手箱 | 小原庄助 | |
| 箱の有無古いオモチャの値を左右 | すみれ | |
| 道具箱匠の意気も詰まってる | 陽香 | |
| 皆スター寄せ木細工の玉手箱 | 遠江 竹庵 | |
| ブタ箱と揶揄され豚も浮かばれぬ | 佐藤 彰宏 | |
| ふるさとの香りを放つ宅配便 | つれづれ | |





























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