Web川柳句会
| 肉 |
| 課題「肉」入選作品 |
| 選考/板垣孝志2021年11月募集分 |
| 生きるってこんなものかと肉を食う | 齊藤 大柳 | |
| 「インパール作戦の時に何万人もの日本兵が飢死したのだって」「ジャングルで戦友の人肉を食べて生き残った方もあるみたい」「でもさ、その話 焼肉食べている時にしないでよ。ほらそこのレバーが焦げてるよ」 | ||
| 全権を任され朱肉強く押す | 翔のんまな | |
| ピカ一の腕を持つ工員が集まる町工場に大手から合併の話が来た。給料を上げてやりたい社長は合併、工員たちは技術を活かせる現状を望んだ。何度かの話合いの結果、『社長一任一連托生』 社員とその家族の生活を賭けた押印は重い。 | ||
| 肉親に合うな来るなの変異株 | えつこ | |
| 新型コロナウィルスに振り回されている。都会の子はお正月を実家で過ごしたいが、感染を恐れる親は帰省するなという。変異株とワクチンのせめぎ合いに終点が見えぬ。時事川柳の寿命は短くとも変異株の名は世界史に残る。 | ||
| プラットホーム走って泣いた肉離れ | あそか | |
| 契約書何度も朱肉突きながら | おかの みつる | |
| 半額になって疲れた肉を買う | 隼人 | |
| 弱肉強食格差是正がままならず | 宮本 信吉 | |
| 肉筆の便りが嬉しアナログ派 | 宮本 信吉 | |
| 肉筆のカナクギ流に情がある | おかの みつる | |
| 肉料理食べて威勢のよい話 | 汐海 岬 | |
| 肉売り場29日がやたら混む | 荘子 隆 | |
| 鯨肉に昭和の味が蘇る | 白瀬 白洞 | |
| 肉眼でとても読めない注意書き | えつこ | |
| 肉球が足裏にある美少年 | けい | |
| 肉声を直接聴いて安堵する | 山下 博 | |
| 肉片も残さず食べる父の真似 | おじ丸 | |
| 肉求め箸がさまよう湯気の中 | 林 山柳 | |
| そばにいるけれど朱肉は第三者 | 加藤 当白 | |
| 子らの膳魚不機嫌肉歓喜 | 辻 貴希 | |
| 罪悪感無くいただける大豆肉 | 関口 行雲 | |
| 説教のあと焼肉で口直し | あそか | |
| 難問に脳がプッツン肉離れ | 佐佐木 雀区 | |
| 肉用とも知らず和牛が草を食む | 木村 行吉 | |
| 霜降りになるの請け合い我がお腹 | 松井 逸馬 | |
| 骨肉の絡んだ糸が解けない | 白子しげる | |
| 総入れ歯百歳めざし肉を喰う | 武良銀茶 | |
| 削り節の軽さ魚の反乱 | 秋思ひび | |
| 脂肪分高さ負けない腹の肉 | 花井 多可子 | |
| 環境保護植物由来大豆肉 | えみゆ | |
| 肉食の後ろめたさよ気の弱さ | 赤松 重信 | |
| 勝つために苦肉の策で欺かん | 植木 平等 | |
| 畑肉も 土から耕せば 肥料となる | 菅沼 彩桃 | |
| 神戸牛万札切って食べている | 高橋 太一郎 | |
| 肉薄のさきへ進まぬ恋ばかり | 渡辺 たかき | |
| 知らなんだ東京豚で大阪牛 | 城戸幸二 | |
| 野菜から食べろと言うが肉が無い | みんせい | |
| 菜食にしたがぜい肉つくばかり | 井戸野 蛙 | |
| お惣菜肉ジャガ並ぶ夜の膳 | 佐藤 彰宏 | |
| 煮る焼くの手軽さウチの肉料理 | わこう | |
| パパ残業焼肉店で会議かな | えつこ | |
| 肉じゃがの肉境線を訪れる | 船岡 五郎 | |
| 骨よりも肉のあるヤツ生むスマホ | クスクス法師 | |
| 肉の日に豚鶏馬がへそを曲げ | 白鳥象堂 | |
| 鈍感な振りして皮肉やり過ごす | 星野 睦悟朗 | |
| なんでやねん同じ血肉が殺し合う | 上山 堅坊 | |
| 肉食の顔ばっかりだ族議員 | きかん坊 | |
| 肉じゃがで胃袋つかむ愛の罠 | ハッピーエイト | |
| 贅肉をつけたまんまの骨太論 | 河内 菜遊 | |
| 花道に皮肉の針が埋めてある | 坂田 康雄 | |
| 腹廻り昔の服がもう着れぬ | 中矢 長仁 | |
| 贅肉をまず落としたい心から | 加藤 胖 | |
| クリスマス七面鳥が落ち着かぬ | 川名 洋子 | |
| 筋肉はつかず贅肉ばかりつく | ねこママ | |





























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