Web川柳句会
| 雲 |
| 課題「雲」入選作品 |
| 選考/板垣孝志2021年10月募集分 |
| 単線の果てから雲に乗換える | 竹中 たかを | |
| 仕事に就いてからは脇目もふらず走り続けてここに着いた。仕事という足枷が外れた身に終点こそ自由への滑走路。気ままな雲のようにさて遊ぼうか学ぼうか。 | ||
| 雲が行く流れ流れて現在地 | 真田 義子 | |
| 海で生まれて海に帰る。それだけが雲の使命。いま浮いている場所が現在地。数分後には他所の場所。スマホにGPSなど組み込んで得意がっている人間のなんと小さいことか。 | ||
| 体型は雲形定規で描くライン | みんせい | |
| 中八ではあるが雲形定規を持ってきただけで大手柄。ゆるやかなカーブで表現された人間像に、おっとりとした優しさと温かさ、そして上品なユーモアが感じとられる。 | ||
| おい雲よ話し相手になってくれ | 寺井 一也 | |
| 雲間から落ちた子猫を拾ったの | 有海 静枝 | |
| ゆっくりとゆっくりと行く雲が好き | 翔のんまな | |
| 大雨を降らして雲のダイエット | 関根 一雄 | |
| 自由なの? 流れる雲に 聞いてみる | 惑いびと | |
| 取り敢えず七十五日雲隠れ | おかの みつる | |
| 流されてみなよと雲に誘われる | おおばひろみ | |
| ノンちゃんは今もいるかな雲の上 | おじ丸 | |
| 浮き雲の半生だった定年日 | かきくけ子 | |
| 三輪車夕焼雲を追い駆ける | 宮本 彩太郎 | |
| きんと雲夢でなくなる飛ぶ車 | 西井 茜雲 | |
| 世の風に我関せずと雲は行く | 西山 竹里 | |
| わたくしに似てると思うはぐれ雲 | すみれ | |
| 寝転ぶと遊んでくれる秋の雲 | 山登爺 | |
| 釣れたかと雲がときどき聞いてくる | 西山 竹里 | |
| ウィズコロナ雲の帳が降りたまま | 白鳥象堂 | |
| 再検査心の中に雲一つ | 林 山柳 | |
| 雲海に富士見えホッと帰国便 | よし絵 | |
| 錦秋の雲へ白寿の母は乗る | 野川清 | |
| 入道が羊に姿変えて秋 | すみれ | |
| 雲海を見たいと弾む登山靴 | 水谷 裕子 | |
| 雲に触れ星と握手の槍ヶ岳 | 繁柳 | |
| 雨の夜逢いたい人は雲の上 | 城戸幸二 | |
| 雲一枚わたしの部屋に予約する | 風間 なごみ | |
| ツバメらに渡りを急かすいわし雲 | 星野 睦悟朗 | |
| 歩けそう機窓から見る厚い雲 | 西上 遊二 | |
| 稲刈りの明日に助っ人あかね雲 | はなぶさ | |
| 黒い雲見上げハラハラ夏祭り | えつこ | |
| 恋すれば雲上人もただの人 | 冬子 | |
| 雲間より戦友の顔浮かび出る | 白峯 | |
| 雷雲へ意気消沈のゴルフ帽 | 福田 和人 | |
| この国の歴史を変えたキノコ雲 | 船岡 五郎 | |
| うろこ雲さえうまそうに見える秋 | おおばひろみ | |
| 次は誰 雲竜型の 土俵入り | 亀仙マッチョ | |
| 夕日浴び 今日の余韻の 茜雲 | ハッピーエイト | |
| 雲海を眺めて神様の気分 | 戴 けいこ | |
| 羊雲空中散歩観覧車 | にった みさ | |
| 秋空を飛行機雲が袈裟に斬る | はなぶさ | |
| きのこ雲も語り部もまたセピア色 | 加藤 胖 | |
| 日本一富士に冠レンズ雲 | 佐々木 冬彦 | |
| 雲の上を歩く心地の飲み屋街 | 関口 行雲 | |
| 母さんの雲行き察知する胎児 | おおばひろみ | |
| ティショット雲ひとつない空を行く | 太秦 三猿 | |
| 甲子園球児に似合う白い雲 | 佐藤信則 | |
| 鰯雲背負って帰る大漁旗 | 光畑 勝弘 | |
| 鰯雲活気に満ちる漁師町 | すみれ | |
| 一日をご苦労さんと茜雲 | 久常三喜夫 | |
| 各々の高さで雲が自己主張 | 春爺 | |
| 暗雲が立ち込めているこの地球 | 岡田 淳 | |
| 生かされてしかと伝えるキノコ雲 | 上山 堅坊 | |





























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