Web川柳句会
| 無駄 |
| 課題「無駄」入選作品 |
| 選考/板垣孝志2021年09月募集分 |
| 石庭で洗う心の無駄遣い | ハッピーエイト | |
| 土塀で囲まれた石の庭、その石を波のように囲む砂紋、そして静寂。無駄なものをすべてとりはらった空間に対峙すると、浮世のゴチャゴチャを忘れ去ったような気持ちになれる。 | ||
| ロボットの無駄なく動く味気無さ | 福村 まこと | |
| 生産分野で使うロボットは、二十四時間休まず、残業代も請求しないが、一部の隙も無い動きを兵器に使用すれば、殺人も淡々とやりこなす。かといってロボットに心があればそれはそれで怖い。 | ||
| 八十四円貼ってハガキがやってくる | 橋倉 久美子 | |
| 封書用の切手と普通ハガキは置いてある。ふと思いついて絵ハガキを書いたら六十三円の切手が無い。わざわざ買いに行くこともないか・・・。大雑把な性格がこんなところで相手に知られる。 | ||
| 別腹を残したままのダイエット | おじ丸 | |
| 老健のエレベーターの閉ボタン | 船岡 五郎 | |
| ガス下水水道ごとに掘る道路 | クスクス法師 | |
| ドラフトの一位も二位も芽が出ない | 宮本 彩太郎 | |
| 二世帯を建てたが誰も同居せず | 美和山吹 | |
| 無駄になりホッとしている非常食 | 白子しげる | |
| 押し入れを占領してる引出物 | 大澤 葵 | |
| 諭しても危ない恋はなお燃える | 岡 遊希 | |
| 包装の上に熨斗つけまた包む | 白峯 | |
| 見もしないテレビをずっとつけている | 城門塵 | |
| 無駄弾は撃たない的はあなただけ | 西井 茜雲 | |
| 惣菜にもれなく付いている容器 | 有海 静枝 | |
| 掛け捨ての無駄を集めて他を補償 | 久常三喜夫 | |
| 知らぬ間に貯めたポイント期限切れ | やんちゃん | |
| 憂さ晴らし妻は小さな無駄を買い | 竹中 正幸 | |
| 生物の無駄切り捨ててする進化 | 戴 けいこ | |
| たくさんの健康器具が物置に | よしじろう | |
| 諦めているが手が出る育毛剤 | 野平 光太郎 | |
| 酒代と無駄を争う化粧代 | 岡田 淳 | |
| 諦めて買えば出てくる探し物 | 柳村 光寛 | |
| 若作りしても隠せぬ首のしわ | ねこママ | |
| 布はだめアベノマスクをしまい込む | 阿部 日向子 | |
| ホステスが勝手に酒を追加する | 宮本 彩太郎 | |
| 女将見て無駄と気づいた美人の湯 | 嵐山 | |
| 手帳にもスマホにも書くスケジュール | 白鳥象堂 | |
| 今年こそと始めた日記白いまま | 中ちょう | |
| 無駄だとは思っていない教誨師 | 加藤 当白 | |
| エコバッグたくさんあるが眠ってる | さだえばあちゃん | |
| ブランド品らしいが二度と着れぬ服 | 隼人 | |
| ありがたや自動車保険無駄になる | 西上 遊二 | |
| 耳たぶも無駄にすまいとイヤリング | 橋倉 久美子 | |
| 鬩ぎ合うもったいないと無駄遣い | 桜木 美津子 | |
| 書きためた日記柩とともに燃え | 美和山吹 | |
| あれこれと言葉尽くすも馬の耳 | ゆき | |
| 踊らされサプリの数が増え続け | 加藤 胖 | |
| 無駄使いせよとカードがまた届く | 城戸 幸二 | |
| 他人には無駄な投資に見える趣味 | 戴 けいこ | |
| 財産もないのに書いた遺言書 | 太秦 三猿 | |
| 増税の根っこに巣食う無駄遣い | 翔のんまな | |
| 隠れてる都議に給料支払われ | 土佐林 豊 | |
| 小遣いの交渉席に着かぬ妻 | 野平 光太郎 | |
| ヨイショした妻から出ない燗徳利 | 渡辺 たかき | |
| ダムはムダと言っている間の暴れ球磨 | 白鳥象堂 | |
| 陥落も無駄でなかった照ノ富士 | あっちゃんパパ | |
| 歯が抜けてどの歯も無駄じゃないと知る | 秋思ひび | |
| 無駄足の数の誠意が実を結び | 竹中 正幸 | |
| 妻見ればわが家にはないフードロス | 6年6組てんまのよい子 | |
| 無駄遣いだったこと知る衣更え | 秋思ひび | |
| 無駄という種から生える新技術 | 河内 菜遊 | |
| 無駄というゆとり愉しむ齢になり | 光畑 勝弘 | |





























川柳句会トップ
川柳(課題吟)







