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課題「器」入選作品
選考/本田智彦 2021年02月募集分
逆風にトップの器量試される 白子しげる
企業や会社が淳風に業績を伸ばしている予期は問題ないのだが、不景気とか人材によって傾くときがみられる。そんな時トップの座がいかに切り抜けるか、それは勇気も必要だが決断力とその人の持つ器量が試されることにもなる。
欲と言う器を抱いて生きている 上山 堅坊
人の欲は無限だ。物、金、心と限りがない。この欲は百八つの煩悩に含まれ、人の器はこれらの盆の荷よって人の善し悪しに隔たりができる。人間はたえず欲を抱いて生かされている。
料理に合う器手作り魯山人 高橋 太一郎
北王路魯山人は料理長として調理人を指揮し自作の陶磁器で食空間を演出した。また陶芸の他書家でった陶芸では器に金箔を施し、信楽焼など陶芸の森で有名。
堪忍に器の大きさ量られる すずき 善作
鏡見て己に器問い掛ける 佐藤 彰宏
器に盛ったご馳走と思いやり 赤松 重信
モテる男とモテない男器の差 達吟 風子
コロナ禍でめいめい皿が好まれる つれづれ
分度器で計りきれない未来像 桜木 美津子
小さめの器でしたが今日定年 春爺
眩しさを両手に掬う退院日 野平 光太郎
器では無いと今更言われても 寺井 一也
眠りから覚めて歴史を告げる土器 戴 けいこ
抜擢で器に合わせ育つ人 船岡 五郎
赤字債国の器が溢れだす 松村 しげる
日本でもっとも進化した便器 木村 行吉
盛り付けて引き立つ器魯山人 亀 歩
我が夫器でかいが欠け易い 湯本 良江
煮炊きして平和を謳う鉄兜 光畑 勝弘
料理より器ばかりが褒められる 嵐山
散骨され縄文土器と仲良しに 佐佐木 雀区
大器晩成信じて八十路の春を待つ 坂本 美地子
「おおらかさ」入れる器が欠けている 三好 光明
夢でかく僕の器をはみ出した はぐれ雲
同品も器で変わる好感度 飯野 致祥
日本食まずは器の味を見る 齊藤 大柳
小器にも晩成あって然るべき 佐藤 彰宏
ラーメンとうどんで変えている器 橋倉 久美子
底抜けの器に欲が盛ってある 宮本 信吉
反戦に武器を楽器に持ち替える 福村 まこと
鉄剣の さきたま古墳 土器ロマン 亀仙マッチョ
中身より瓶の形で売れている 岡 遊希
自粛時に 銚子の器で すまし汁 菅沼 彩桃
昔なら貴重な器ぽいと捨て 佐々木 冬彦
叩き上げ器以上か以下なのか 岩窟王
いつの間に器用に回すボールペン 真田 義子
駅弁の釜めし器捨てられず 正能 照也
ママさんの器量度量に寄るお客 宮﨑 竹葉
注射器とコロナどっちも怖いです 関根 一雄
器からはみ出ていのち迸る 武藤 宣彦
土地掘れば器出てくる京の町 あっちゃんパパ
乾杯はまだかと言っているグラス 白眉 人
器には収まりきらぬ聡太くん 龍せん
凡人は使い勝手の良い器 本多 雅子
もう少し大きい器だったのに 彦翁
あの人にだけ桃色の器出す 汐海 岬
持っている器満たしてゆく知識 風 信子
物置で健康器具が眠ってる 6年6組てんまのよい子
器量よし小野小町か楊貴妃か 達吟 風子
包丁と器で見せる和の心 齊藤 大柳
器ではない言いながら自慢する 四季
大物といわれる人ほど薄ガラス 青葉ちゃん
わたくしの色香まだまだ武器になる 赤松 重信