Web川柳句会
| 杖 |
| 課題「杖」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2020年10月募集分 |
| 杖一本持てば気持ちも寄りかかる | 久常三喜夫 | |
| 下五の寄りかかる気持になった杖の有難さを知る年になる。どうしても足腰が弱くなるのを認めざるを得ない。老いた事を感ずる瞬間だ。しばらくは杖と仲良くして歩ける喜びを味わいたい。 | ||
| 幾山河頼りになった妻の杖 | 美和 山吹 | |
| 妻が頼りを行山河と形容、そして杖に例えている。妻は何と言っても僕の杖だ。夫婦は二人三脚と申します。今まで生きて来たのはその通り。今後も妻を杖として生きて行きたいと思っています。 | ||
| リハビリの風が背を押す試歩の杖 | みんせい | |
| 足の故障で入院。床からいつ出られるかと思っていたところに、リハビリ担当者から少し歩きましょうと床から立ち上がる。杖をついて徐々に歩いてみる。動けるようになったその嬉しさは格別だ。不自由になって初めて知った杖の有難さだ。 | ||
| 白杖の耳を澄ました譲り合い | 松村 しげる | |
| 杖となり老妻守り共に生く | 山登爺 | |
| 杖になるつもりが杖の世話になる | 白子 しげる | |
| 登山用二本の杖が必需品 | 坂本 加代 | |
| 花柄でちょっと華やか杖デビュー | 穂口 正子 | |
| 主を支え終生お伴する覚悟 | 宮﨑 竹葉 | |
| 人の字に杖を読み取る助け合い | 端河 潔 | |
| 勝新が諸悪を斬った仕込み杖 | はなぶさ | |
| 魔術師のきっと何かが起こる杖 | 西山 竹里 | |
| ステッキの似合う男にチャップリン | 松本清展 | |
| 杖がある奥の院への登山口 | おじ丸 | |
| 世の中のやさしさを知る松葉杖 | 渡辺 たかき | |
| 頬杖をついて乙女は夢を見る | ミント | |
| 白杖に温い心が寄り添うて | 岡田 淳 | |
| 支え合う互いが杖で共白髪 | 啓 坊 | |
| 六根清浄杖持て余す富士登山 | 竹平 和枝 | |
| 杖になりそっと手を貸す登山道 | 竹内 光人 | |
| うっかりして足踏み外し松葉杖 | 植木 平等 | |
| 仕込み杖勝新さんの決め台詞 | 坂本 美地子 | |
| 松葉杖シェアを奪った車椅子 | はなぶさ | |
| できた孫爺ちゃんの杖ボクがなる | 高橋 太一郎 | |
| 寄り添って母の手になる足になる | ねこママ | |
| 頬杖で見ている遠い日の記憶 | 赤松 重信 | |
| 秋になり杖がにぎやか遍路道 | さだえばあちゃん | |
| 空港の検査でバレた仕込み杖 | BBブンゴ | |
| プロポーズあなたの杖になるつもり | 真田 義子 | |
| あの時の余所見を悔いる松葉杖 | 竹中 正幸 | |
| 頬杖をついて思案の八十路坂 | 佐野 かんじ | |
| 喧嘩してもついすがりつく妻の杖 | 野川 清 | |
| 失敗は転ばぬ先の杖忘れ | 岩窟王 | |
| 同窓会白杖の友強く生き | あっちゃんパパ | |
| 孫の手が優しじいじの杖になる | 龍せん | |
| 温かい情けは見える白い杖 | 谷口修平 | |
| 立ち上がる手の温もりを杖にして | 下村 由美子 | |
| この杖と骨折れるまで生きようよ | 小倉 修一 | |
| もう杖が五体のようになっている | 彦翁 | |
| 夫の腕杖の代わりに医者通い | ミツエ | |
| 少しだけ人目気にする松葉杖 | おじ丸 | |
| 傘持つとつい杖代わり喜寿過ぎて | 藤井康信 | |
| 雨の日の杖は自信を無くしそう | 村上 佳津代 | |
| コスモスが揺れるわたしは杖頼り | 寺林 繁 | |
| 金剛杖仏とともに巡礼に | 若山 貞人 | |
| お散歩のお供は杖と万歩計 | 白峯 | |
| どっこいしょ両手が杖で立ち上がる | 坂本 加代 | |
| クラス会右も左も杖ばかり | 白瀬 白洞 | |
| 命ある限り五戒を杖にする | 有澤 嘉晃 | |
| 杖じゃないストックですと言いつのる | 星野 睦悟朗 | |
| コロナには杖の長さが役に立つ | 城門塵 | |
| マドンナも杖をついてるクラス会 | 太秦 三猿 | |
| 座頭市バッタバッタと切るコロナ | 桜木 美津子 | |





























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