Web川柳句会
| 聞く |
| 課題「聞く」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2020年3月募集分 |
| 噂聞く確かめないで走り出す | 坂本 美地子 | |
| 今回の新型コロナウイルスで生活に必要な物の品切れの噂を流す人がいて、つい確めもせずにスーパーに走り、たちまち行列が出来るほどのになった。買い占めしなくても生産されるので大丈夫。 | ||
| 北の将コロナ騒ぎは聞こえない | 齊藤 大柳 | |
| 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩党委員長はコロナウイルス感染者ゼロと発表した。恐らく何らかの形で情報の封じ込めを図っていると思う。にも拘らずロケットは打上げている。困った国だ。 | ||
| ここだけの話にしてはでかい声 | つれづれ | |
| 人に内緒ごとを話すときは、耳元でこっそりと話すものだが、それを大きな声で話す。いかにも私はこんな情報を知っているよと皆に言いふらしている。やはりちょっとおかしい。平常心とは思えない。 | ||
| 氷塊の融ける音聞く温暖化 | 白峯 | |
| その先を聞くからこころ乱れゆく | 柊ゆき | |
| 核心をわざと外したご答弁 | 高橋 太一郎 | |
| 聞く耳を塞ぐ過信の絶頂期 | 白子しげる | |
| 土俵上ごつんと響く無観客 | 太秦 三猿 | |
| 出来不出来杜氏に聞く | 有澤 嘉晃 | |
| 娘から亡妻かと思う小言聞く | 上山 堅坊 | |
| 褒め言葉聞いておかわりするお酒 | 汐海 岬 | |
| 説教を通じ心の声を聞く | 美和 山吹 | |
| 地獄耳人事の噂聞いている | 太秦 三猿 | |
| 森閑に柏手一つ凜と聞く | 城戸幸二 | |
| 良い所に来たと愚痴聞くカモにされ | 亀 歩 | |
| 妻の愚痴うんうんうんと聞き流す | 星野睦悟朗 | |
| 意見述べよただ聞くだけで取り上げず | 高橋 太一郎 | |
| コロナ来て年金削る音がする | 陽香 | |
| 相槌が上手なだけの聞き上手 | 西田 峰春 | |
| 聞く耳を持たず独断リスク負う | 藤井康信 | |
| 聞く耳を持たずミサイル撃ち捲る | 白峯 | |
| とりあえず言い分を聞く裁判所 | すずき 善作 | |
| 聞く耳を持っているなら話します。 | あやこ | |
| 相槌をいろいろ使う聞き上手 | 西山 竹里 | |
| 無観客行司の声に聞き惚れる | 岡田 淳 | |
| 前奏曲こころで聞いている胎児 | おおば ひろみ | |
| 聞き上手自慢話をはじき出す | 三好 光明 | |
| 聞くだけは聞くが互いにかみ合わぬ | 柳川 ひょうご | |
| 聞く耳がまだ育たない反抗期 | あそか | |
| 歓声のなき春場所の四股を聞く | つれづれ | |
| 聞き上手忘れ上手の老いた母 | やんちゃん | |
| うなずいて父の昭和を聞く介護 | 宮尾 柳泉 | |
| 社の噂辿ってみれば化粧室 | おかの みつる | |
| 三分後同じこと聞く子の哀れ | 龍せん | |
| 聞くニュース五輪とコロナ三か月 | 松井 逸馬 | |
| あなたから本音聞きたい酒を注ぐ | 竹内 妙子 | |
| アンデルセン澄んだ瞳に読み聞かせ | 小林 藤太郎 | |
| 叱責は顔だけ向けて聞いておく | 藤井 智史 | |
| 呼び出しの美声染み入る無観客 | 砂斧斤 | |
| 聞いているふりをしておく恋自慢 | 汐海 岬 | |
| 老いるほどますます冴える地獄耳 | よし絵 | |
| 二メートル離れて交わす立ち話 | 竹中 たかを | |
| イヤホーンはずして春の音を聞く | 船岡 五郎 | |
| ご用心耳ざわりいい話には | あやこ | |
| 電車ではみなが振り向く咳くしゃみ | 城門塵 | |
| 合格を聞くたび財布痩せていく | 平尾 定昭 | |
| さんざめく声も聞こえぬ花の下 | 小林 祥司 | |
| 善処とは何もしないと聞いておく | 大西 重郎 | |
| 神様は聞いているのか願い事 | 真田 義子 | |
| 口よりも耳が達者な聞き上手 | 沢田 正司 | |
| 聞く恥はその場限りも先の糧 | 柳川 ひょうご | |
| 難聴の演技も上手い聞き上手 | 内田政竜 | |
| たどたどしい二歳に耳を傾ける | 竹平 和枝 | |





























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