Web川柳句会
| ぷかぷか |
| 課題「ぷかぷか」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2019年7月募集分 |
| 土砂降りにあえなく愛車庭で浮く | 西井 茜雲 | |
| 水に浮く車を動画でよく見かける。何十年ぶりに降る大量の雨、急に家の中まで土砂が流れそして水量も増す。逃げ場のない危険な状態だ。クルマも浮き利用価値を失う。災害は忘れた頃にやってくる。 | ||
| クラゲたち何億年をぷかぷかと | 寺垣 崇行 | |
| クラゲは海産、体は寒天質で骨格はなく傘形となって海水を浮遊している。海水浴でクラゲに刺されたとよく聞く。クラゲの先端に口が開いていて人間に害を与える。骨のない人をクラゲの例えにもなっている。 | ||
| プラごみが漂流してる青い海 | 白子しげる | |
| 今、プラスチック製の容器などが世界中の環境を悪化させると問題になっている。遠い海岸にも打ち上げられその処理に各国が悩んでいる。また海の生きものにも生死の状態を醸し出している。プラ製は買物袋に便利だが、こんなに地球環境に悪ければと、今、世界中で対策に動いている。 | ||
| 夏の海ラッコのように浮かびたい | こはり つよし | |
| 先導のラッパ堂々鼓笛隊 | よし絵 | |
| ライバルが流してくれた浮き袋 | 正司 | |
| 飛行船我が世の春と秋の空 | はぐれ雲 | |
| 氷山がぷかぷか泳ぐ温暖化 | かきくけ子 | |
| 酸欠に人も大気に浮く予感 | 松村 しげる | |
| 星の降る夜釣りぷかぷか電気ウキ | 寺垣 崇行 | |
| 15度の釣瓶の井戸にナススイカ | 原田 正士 | |
| 大開店プカプカドンとチンドン屋 | 岩窟王 | |
| 青や赤波間に浮き輪海開き | パチンコ姫 | |
| 愛煙家あの頃思い涙する | きぃろっく | |
| 真夏日に金魚ぷかぷか酸素切れ | えみゆ | |
| プラごみにむせる地球の赤っ恥 | 松村 しげる | |
| ゼロミッションプラがぷかぷか他国から | 高橋 太一郎 | |
| ぷかぷかと生きすかすかと死ぬつもり | すずき 善作 | |
| 芸人の泡沫の夢澱みゆく | 佐藤 多謝 | |
| 激流にぷかぷか浮いてきた八十路 | 上山 堅坊 | |
| しがらみもぷかりぷかりと露天風呂 | 城後 朱美 | |
| 海の日に寒々掬う浮遊物 | ヨウカイ | |
| カナヅチのパパは浮き輪で子は泳ぐ | はなぶさ | |
| 憶測がぷかぷか泳ぐツイッター | 木村 行吉 | |
| キューピーもクジラも浮かぶ孫の風呂 | 竹中 えぼし | |
| パソコンでネットの海のクラゲです | 大西 重郎 | |
| ネット化へ浮き輪が欲しいアナログ派 | 竹中 正幸 | |
| 放課後のトランペットの下手な音 | 久常三喜夫 | |
| ぷかぷかと電子タバコは吹かせない | BBブンゴ | |
| 言葉だけ浮いていますね謝罪劇 | 宮本 信吉 | |
| ストレスを吐きだす趣味はラッパ吹き | 小田 龍聖 | |
| ぷかぷかで夫唱婦随の五十年 | 達吟 風子 | |
| ありがとう浮雲へ乗り母は逝く | 野川 清 | |
| 浮草のようにゆっくり身を任せ | 八十日目 | |
| ぶかぶかに成り切れない半濁音 | 雪上 牡丹餅 | |
| ぷかぷかも三年着れず新調す | ミツエ | |
| プカプカの肩身が狭いほたる族 | 岩窟王 | |
| ぷかぷかと七つの海を泳ぐゴミ | おかの みつる | |
| ぷかぷかとネットの海で立ち泳ぎ | 陽香 | |
| 生きている証拠だ垢も錆も浮く | 有澤 嘉晃 | |
| ぷかぷかと西瓜が浮かぶ午後三時 | 彦翁 | |
| 少々じゃ溺れやしない体脂肪 | 渡辺 たかき | |
| 情報の海でぷかぷか溺れそう | 岡田 淳 | |
| 浮いているプラごみ過去は必需品 | 松井逸馬 | |
| 浮いてくる灰汁が一番旨いらし | 城後 朱美 | |
| モリカケの疑惑ぷかぷか沈まない | 砂斧斤 | |
| 出目金が鉢でぷかぷか命乞い | パチンコ姫 | |
| 水ナスが涼しさを呼ぶ金盥 | 偲映 | |
| 婆ちゃんが拾わなければ桃太郎 | 小田 虎賢 | |
| ぷかぷかと海亀の子は狙われる | はぐれ雲 | |
| デジタルの海にぷかぷか流される | 星野睦悟朗 | |





























川柳句会トップ
川柳(課題吟)







