Web川柳句会
| 葉 |
| 課題「葉」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2018年4月募集分 |
| 葉桜の下で未練の酒を飲む | 太秦 三猿 | |
| 今年の桜は全国的にみても一週間から10日早かった、そのため葉桜になるのも早く、観桜のお客も葉桜の下で一パイという風景がみられた、桜の花に未練を感じつつの宴だったが、これも自然には文句は言えない人間模様だった。 | ||
| 腐葉土に次のいのちが育まれ | よし絵 | |
| 秋が過ぎ、野山は紅葉の美となるが、それが終わると葉も枯れ落ち、土壌となり、腐葉土となる。これが自然の営み、その葉が次の樹々を育てて山山は永遠にみどりを保つ。 | ||
| 新緑に背中を向ける五月病 | 白子しげる | |
| 4月に新入社員を迎えた会社、就職した本人は希望に満ちて一ヶ月が過ぎふとこんなつもりでなかったのにと気付く、それは集団の中の自分が余りにも期待外れ、対人関係がうまくいかない、こんなのが悩み、山々はみどりに輝いているのにと反省しきり。 | ||
| 枯れ葉舞うころは人間鬱になる | 渋谷重利 | |
| 次々に汚職セクハラキャベツの葉 | 高橋 太一郎 | |
| 一葉のカルテ命を書き綴る | 川中 由美子 | |
| 茶葉もぎる手甲も踊る初夏の風 | パチンコ姫 | |
| 葉で隠さなければならぬ罪がある | 中村 真也 | |
| 根も葉もと何時かはばれる隠し事 | 岩窟王 | |
| 栴檀と天才ともに双葉から | 高橋 太一郎 | |
| この春は葉物高いと嘆き節 | 諸行無常 | |
| 早いうち芳しからぬ双葉摘む | すずき 善作 | |
| 若葉映え明日の風が柔らかい | やす坊 | |
| 球根よ太れ太れと葉が茂る | わこう | |
| ご時世は根も葉ないこと浮かれすぎ | 四季 | |
| 食べもののやさしい旨さ葉で包む | アズスン安須 | |
| いちぢくの葉は人間の羞恥心 | 岸井 ふさゑ | |
| 生類の脳波あやつる葉の魔力 | 松村 しげる | |
| 葉っぱでは隠しきれない恋の傷 | 汐海 岬 | |
| 前頭葉いまごろどうの言われても | 日比日踊 | |
| 葉隠れが僕の胸にも棲んでいる | 赤松 重信 | |
| 蓮の葉をこぼれた玉の一人立ち | 美和山吹 | |
| 葉がないとのっぺらぼうな柏餅 | 西山 竹里 | |
| 双葉出ぬうちから親は進路決め | すずき 善作 | |
| 言の葉が言葉遊びに泣いている | 亀 歩 | |
| 濡れ落ち葉どっこい今も生きている | ぽちたま | |
| 葉に残る改竄あとを隠す嘘 | 福村 まこと | |
| ざわざわと揺れる樹木にいる私 | 小林祥司 | |
| ドーダンの鈴を鳴らしている若葉 | 齊藤大柳 | |
| 植木屋の腕が育てる五葉松 | 久常三喜夫 | |
| 若葉から四葉に至る優しさを | 八十日目 | |
| 葉桜へ毛虫が集い近寄れぬ | 野川 清 | |
| 大木を守る葉っぱに使命感 | 岡野 満 | |
| 葉桜の季節は粋に生きてみる | 武藤 宣彦 | |
| したたかな葉だ風に耐え雨に耐え | 佐藤 信則 | |
| 蚕さん桑食べつくし絹の繭 | 徳島 一郎 | |
| 一葉もいいが諭吉はもっといい | 荘子 隆 | |
| 柏餅葉っぱ裏山で調達 | 彩古 | |
| 会った事根も葉もあるが記憶ない | 佐藤 佐伎 | |
| 柔らかい葉桜まっている毛虫 | 上山堅坊 | |
| 木守柿見上げる枝に葉が一つ | 赤松 重信 | |
| 新緑に沢の瀬音も香ばしい | いいだひでき | |
| 新緑に対座している安堵感 | 白瀬 白洞 | |
| ベトナムに今も惨禍の枯れ葉剤 | ヨウカイ | |
| 葉桜の下で歓迎新入社 | なるちゃん | |
| 言の葉を紡げば深くなる孤独 | あーさまま | |
| 一葉が美人に見える給与前 | かきくけ子 | |
| 柿の葉寿司提げて嬉しい友が来る | 岸井 ふさゑ | |
| イチジクの葉に隠される羞恥心 | 美和山吹 | |
| 新緑で酸素おいしいハイキング | いいだひでき | |
| 葉が茂る前にやりたい枝払い | 亀 歩 | |
| 青虫は美味しい葉っぱ知っている | 酒井映子 | |
| 笹の葉で区切りを付ける盛り合わせ | 小西章雄 | |





























川柳句会トップ
川柳(課題吟)







