Web川柳句会
| 時計 |
| 課題「時計」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2013年11月募集分 |
| 一秒を大事に生きよと時刻む | 茨木菊太郎 | |
| 一秒はその瞬間を指す、生きるためその瞬間が大事だ。それだけ時の過ぎるのを疎かにするなという作品。 | ||
| 立ち止まり針を合わせる昭和去る | 十六夜 | |
| 昭和の時代はゼンマイ時計が主力だった。時間合わすのに人の時計をみたり、駅の時計をみたりして合わしていた。そんなノスタルジアの作品。 | ||
| せっかちに時を刻んで行く都会 | 甲斐 良一 | |
| 都会に住むサラリーマンは会社の出勤時間や通勤電車の時刻表に追われ行動がせっかちになり急ぎ足になる。これも生きるため仕方のないことだ。 | ||
| 吊革で自慢し合っている時計 | 白子しげる | |
| 被災地の時計あの日のあの時間 | 岩堀洋子 | |
| 時刻む命の声や掛け時計 | 岩窟王 | |
| その案は財布と時計抜けている | 城戸幸二 | |
| 百メートル10秒を切る厚い壁 | 楠本 晃朗 | |
| 国会の質疑は時計ばかり見る | 庄次 | |
| 手錠かと思う多機能腕時計 | 城戸幸二 | |
| 山里の時計は暮を早くする | ミツエ | |
| 古時計菊の御紋がものを言う | 佐藤 信則 | |
| 高所から人を時計が支配する | えみゆ | |
| 生きるとは時計の如くコツコツと | 岩窟王 | |
| 携帯に役目とられた腕時計 | 西井 | |
| 弱音など決して吐かぬ鳩時計 | みぢんこ | |
| 惨劇の時刻を記録した時計 | 市川勲 | |
| アナログの時計を知らぬ子が育つ | 村上佳津代 | |
| それぞれが時差ある時計持つ家族 | 小林藤太郎 | |
| 手術待つ無口が時計ばかり見て | よし江 | |
| 美味いもの見ると鳴り出す腹時計 | 高山 登 | |
| 邪心など微塵もないと砂時計 | 藤みのり | |
| 過去などに戻りたくない古時計 | 伊東志乃 | |
| 腹時計つまみ食いして黙らせる | なるちゃん | |
| 人生も時計外せば軽くなる | 矢田しげを | |
| よしやるぞ心の時計のネジを捲く | 松田龍彦 | |
| 時の無い世界で羽根を伸ばしたい | えみゆ | |
| 手首には夏の陽射しの置き土産 | ちびまるこ | |
| かといって時計回りに生きられぬ | 柳村光寛 | |
| 勤勉な時計が僕を管理する | 小西章雄 | |
| 秒針が刻む孤独という時間 | かっぱ堂 | |
| 旅立ちの亡母の時計をそっととる | 酒井映子 | |
| 沈黙の時計悲劇の刻を指し | 小林藤太郎 | |
| 晩学の背中を押してくる時計 | みぢんこ | |
| 想い出をたぐればキティちゃん時計 | よしひさ | |
| 上等の時計をはめて遅刻する | 甲斐 良一 | |
| 世の時計全てを止める愛もある | 高橋 太一郎 | |
| 静寂に柱時計が踊りだす | ねこママ | |
| きっちりと6時に起きて寝る10時 | なるちゃん | |
| きっかけをつかむため聞く今何時 | とんちゃん | |
| 余寿命を計る時計が売ってない | 矢田しげを | |
| たいがいの家電製品時計付き | みつはる | |
| 時差ボケが治ると思い針直す | 松田龍彦 | |
| いい酒は時計の進み早くする | 小岡 俊雄 | |
| まだかいな砂に聞いてるカップ麺 | 星実 | |
| おもてなし猪瀬のトケイ止まりかけ | 闘句朗 | |
| 妻は妻違う時計を持って生き | かきくけ子 | |
| 初デート 時計と父の目が光る | 汐海 岬 | |
| 父からのオメガを今も大切に | ちひろ | |
| 砂時計の砂が落ちない宇宙船 | 上山堅坊 | |
| それぞれの体内時計噛み合わぬ | 伊東志乃 | |
| 歳なのか時計無しでも暮れる日々 | 井戸野 蛙 | |
| 長針と脈が一緒に打つ安堵 | 小林祥司 | |





























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