Web川柳句会
| はさみ |
| 課題「はさみ」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2012年11月募集分 |
| 残す芽を決め剪定のリズミカル | 小西章雄 | |
| 樹木を剪定するにはあとで芽を出す部分を残すのが基本、特に梅の木など必要。新芽を残し他の枝はリズミカルに切り捨てる | ||
| 通訳をはさみ遅れている笑い | 米本 卓夫 | |
| はさみの題に対し通訳を詠んだのがすばらしい。同時通訳ではこのような現象はないと思うが通常の通訳では遅れ笑いがあり得ることだ。 | ||
| 小耳へとはさんだ噂また広め | すずき 善作 | |
| 人の噂は人から人へと広がる、これは内緒と言った小耳にはさんだことが広がっている。小耳の噂の着想がよい。 | ||
| はさみでは切るに切れない縁もある | 井澤壽峰 | |
| 美容師のはさみが指のごと走る | 森野このみ | |
| 断髪の鋏を入れて貰い泣き | 柳村光寛 | |
| 使い方ひとつで切れる花ばさみ | 高山 登 | |
| 絡んでるくさった縁を切るはさみ | 陽香 | |
| 正座して持てばしとやか花バサミ | 鶴巻 弘 | |
| 限界へ未練隠してマゲを切る | 見乗 | |
| 流れ来る植木鋏の春の音 | 若山貞人 | |
| でしゃばりは訳も知らずに口はさみ | 高橋 太一郎 | |
| 口はさみ一任された忘年会 | ミツエ | |
| お袋と嫁にはさまれ生返事 | 米本 卓夫 | |
| 支点ずれ切れぬ鋏になった人 | 白瀬白洞 | |
| ミシン目を真っ直ぐたどれないはさみ | 碧井渓翠 | |
| 炎天下洗濯ばさみは働き者 | 茨木菊太郎 | |
| はさまれたカバンが取れぬラッシュ時 | 吉村明宏 | |
| 蟹ばさみ硬い甲羅と鬩ぎ合い | 井澤壽峰 | |
| 断ち切って後悔してる裁ち鋏 | 白子しげる | |
| ジジとババどちらが好きと板ばさみ | 小林祥司 | |
| はさまれて両手を上げる通勤車 | 跡夢 | |
| 蟹に告ぐ最初はグーが決まりです | せたあきこ | |
| 薄くなる頭に欠伸するハサミ | 角丸弘之 | |
| 二股をかけた報いで挟み撃ち | 幸村 | |
| 孫はもうはさみ将棋をしてくれず | 跡夢 | |
| キッチンにハサミはあるが包丁なし | たかさま | |
| 切れ味の悪いはさみの生き様で | 市川勲 | |
| 研修を終えて剪定する人事 | 小西章雄 | |
| 美しさ醸しだします花鋏 | 伊東志乃 | |
| ザリガニがはさみで見せるVサイン | 米本 卓夫 | |
| 着物からドレス生み出す裁ち鋏 | 城戸幸二 | |
| ラブレター心ときめき封を切る | 白峯 | |
| 挟み撃ち行くか戻るか立ち竦む | 米本 卓夫 | |
| 音だけはよう切れそうな鋏やが | 日比日踊 | |
| いさぎよい鋏に負けた庭の花 | みのり | |
| 汗かかぬ鋏の数が切るテープ | よし江 | |
| 包丁は危険はさみで切る野菜 | かっぱ堂 | |
| 定年後植木バサミが手になじみ | きぃろっく | |
| 実演をトークにはさみ大拍手 | 米本 卓夫 | |
| 美しい花へ思案の花ばさみ | 小西章雄 | |
| 仕立て屋の鋏が描くスラローム | 山田 こいし | |
| 嫌われる役目承知と口挟む | 大城つねを | |
| 新聞紙広げてママの床屋さん | 濱山哲也 | |
| 好きな場所栞はさんで読み返す | みのり | |
| ヤドカリはハサミで蓋の平和主義 | 星野 睦悟朗 | |
| 柿たわわ立てかけてある竹鋏 | みんせい | |
| 気をつかい少ない髪を切る床屋 | ダムール | |
| 切るものは紙も昆布もこのはさみ | 大陸棚 | |
| 切り絵師がつぎつぎ紙で童話生む | 星野 睦悟朗 | |
| 剪定へ妥協許さぬ庭師の手 | 沢田正司 | |
| 難題は義理人情の挟み撃ち | みぢんこ | |





























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