Web川柳句会
| 乙女 |
| 課題「乙女」入選作品 |
| 選考/二宮茂男 2010年11月募集分 |
| ひめゆりの乙女声なき反戦歌 | 通 天 | |
| 誰でも幸せの証人として生きたいのに、沖縄の「ひめゆり」の可憐な乙女たちは、悲しみの証人となって塔の中に今も生きている。乙女たちのあの日の絶叫は、この世での悲劇の終わりにしなければならない。 | ||
| アイテムはレモン乙女に戻れそう | 加藤ゆみ子 | |
| コンピュータゲームに熱中、操作するキャラクターになり切ってゲームの中で手に入れたのは「レモン」、心から爽やかになり、乙女に戻れそう。比喩「レモン」でイメージを膨らませ、読み手も楽しみましょう。 | ||
| 紅さして乙女に還る要介護 | みんせい | |
| 暗くなりがちの高齢化社会だが、願わくば、健やかに老後を楽しみたい。例え、要介護になっても、自分自身を励まし、ときに、紅をさして乙女のこころに還り、自分らしく生き抜こうとする、前向きなドラマ。 | ||
| 明るさは乙女のままの車椅子 | 話 史 | |
| まだ嘘は不慣れ乙女の淡い紅 | 山月堂 | |
| 戦争を乙女の像が語り継ぐ | 岩堀洋子 | |
| 蛹から蝶へ乙女の夢無尽 | 竹中正幸 | |
| 毒の味知って乙女は脱皮する | 角丸弘之 | |
| 染み一つ付いて乙女も大人入り | 小西章雄 | |
| 早乙女の姿も消えて村は過疎 | 風間なごみ | |
| 斜めから見ると乙女になる狐 | 鹿野太郎 | |
| 香水は心にふっている乙女 | 濱山哲也 | |
| 乙女から女に架ける愛の橋 | 米本素光 | |
| 押せば引く乙女心が分からない | 柄宏一郎 | |
| 内緒ごと出来て少女に起こる羽化 | 丸山重司 | |
| 青森で乙女の化石出た噂 | 一身田杉甚 | |
| アルバムに銃後の乙女だった祖母 | かんなくず | |
| 柔肌の乙女の胸で医療ミス | 闘句郎 | |
| 髪すいて一人季節を舞う乙女 | 竹内いそこ | |
| 偏差値に笑顔が消えていく乙女 | 彦 翁 | |
| 世界平和乙女チックな願いかな | 山下 博 | |
| みすずの詩乙女がひとり涙する | 赤松重信 | |
| かなしみの味が乙女を研ぎ上げる | よし江 | |
| アラフォーも乙女チックなままでいる | 伊東志乃 | |
| 魔女になり乙女になって二日酔い | 斉尾くにこ | |
| クリスマスケーキのイチゴオトメイロ | かっぱ堂 | |
| おとめってわかめの親戚かしらねえ | 坂本美地子 | |
| 必中を祈ってくれたお下げ髪 | 升 弥 | |
| クラス会高値の花が枯れていた | だじゃれまん | |
| 一輪の乙女椿で座が和む | 高橋太一郎 | |
| 草食系乙女のようなやつがいる | 四 季 | |
| ナフタリン乙女心を保存する | 柳岡睦子 | |
| 早乙女も案山子も消えて田畑荒れ | 土藏芳竹 | |
| 目立たないうちにと乙女角隠し | 山口昭悦 | |
| 三つ編みの乙女も恋しみだれ髪 | 糸乃こまり | |
| 札束が乙女心を独り占め | 原田和洋 | |
| ピチピチとはじけて乙女手からもれ | 鶴巻 弘 | |
| 田植機がうなり早乙女いない村 | 星野睦悟朗 | |
| 彼女しかいないと言ったサユリスト | 杉山太郎 | |
| 触れた指桜の頬は遠い春 | 三浦芳子 | |
| 初挑戦乗馬だろうと気は乙女 | 平松由美江 | |
| 芸名で呼ばれ乙女を演じてる | 花見ず機 | |
| 認知症母は乙女に戻りたり | 橋立英樹 | |
| もんぺ穿く銃後の乙女八十路超え | 徳島一郎 | |
| 乙女の頃思い出してる抱き枕 | やす坊 | |
| 合いの手が上手になって少女羽化 | 松村しげる | |
| 妻はまだボクを王子と信じてる | 伊塚紅白 | |
| 肉食に食われ乙女は朽ちて行く | 駄柳庵 | |
| 絶滅の危惧日本の乙女達 | 楠部千鶴 | |
| 少女から女夢見る青春譜 | 茂 太 | |
| 秘め事の虜になっている乙女 | 早 人 | |
| やきいもへ暫し乙女を預けきる | 望月 弘 | |
| 二丁目を歩き乙女のふりをする | 松木 秀 | |





























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