Web川柳句会
| 出る |
| 課題「出る」入選作品 |
| 選考/二宮茂男 2010年10月募集分 |
| 喉から手出して要らぬと見栄を張り | 端河 潔 | |
| 戸建ての家が欲しい、新車か欲しいと思うから、こころが満たされず、不満になる。「要らない」、「要らないよね」と自分を納得させる。見栄を張るのも、結構、エネルギーがいるんですよね。 | ||
| 虐待で裂かれた後も乳は出る | ねこねごと | |
| 夫の虐待で、子どもを残して家を飛び出す。子を捨てた「乳」が、どうしても子を忘れられない。こころに傷を負って、ひとりで生きていかなければならない女性の迫真のドキュメントと響き合う。 | ||
| スイッチを入れると暗い世が写り | 小西章雄 | |
| 毎日のようにクマ出没のニュース。昨年、捕殺されたツキノワグマは2000頭。今年は、それを上回りそうだ。「山で、飢えた子が待っているのに、かわいそうに・・・」熊だって大変ですよね。 | ||
| 責任を取って目出度く天下る | 小西章雄 | |
| 涙でる話しに嘘の味つけて | 日比日踊 | |
| 出盛りになると我が家の膳に載り | かんなくず | |
| 反日のデモに出ているエキストラ | 柄 宏一郎 | |
| 月の出を待つて二人の闇にいる | 跡 夢 | |
| 終章のオウンゴールに出る答え | 伊田網人 | |
| 木管が古代の暮らし語りだす | 小春日和 | |
| 学徒出陣昭和史が忘れない | 岩堀洋子 | |
| 青空の出口見つけたスカイツリー | 和田洋子 | |
| 教育で切り揃えてる出過ぎた子 | 楠部千鶴 | |
| フライングした者だけが出世する | 濱山哲也 | |
| 出る杭が出すぎた杭へ嫉妬する | 素 人 | |
| 順風へ天狗の鼻がする油断 | 松村しげる | |
| 這い上がるための穴なら持っている | 加藤ゆみ子 | |
| 新人の気負い出鼻を挫かれる | 通 天 | |
| 不死鳥の翼広げて地上に出 | 闘句郎 | |
| 街に出たクマになかった派遣村 | アズスン安須 | |
| 贋作が出たというから名作だ | SHIG | |
| 輪を抜けてから気が付いた輪の温み | 北 朗 | |
| 顔にすぐ出るから胡麻は擂らず生き | 星野睦悟朗 | |
| 父さんの背中から出る影の声 | 飯島章友 | |
| がってんの裏で伸びする赤い舌 | やす坊 | |
| 就活の穴から出たいフェニックス | 長 久 | |
| 真っ白で出るファックスも脅迫者 | 糸乃こまり | |
| 嘘を言う前に善人顔に出る | 見 乗 | |
| 注ぎ込んだ隣の台が大当たり | だじゃれまん | |
| 打たれ強い釘がなかなか見当たらぬ | 牧 新山 | |
| 画用紙に収まりきらぬ子らの夢 | 橋立英樹 | |
| 青テント隠れ詩人の吹きだまり | 三浦芳子 | |
| 値を聞けば目玉とび出るピカソの絵 | 鶴巻 弘 | |
| 幽霊も出ることのない過疎の村 | 茨木菊太郎 | |
| ブランドが似合う女の出すオーラ | かっぱ堂 | |
| やわら立つすべての意見出尽くして | 伊東志乃 | |
| 切りがない仕分け作業で無駄が出る | 二木銑一 | |
| 我が社では出る杭すぐに引き抜かれ | ビジーネスマン | |
| 名月に散歩しようと口説かれる | 原田和洋 | |
| 出過ぎるともぐら叩きが待っている | 米本素光 | |
| 補助金の負担が肩に乗る未来 | 彦 翁 | |
| 出るとこに出ても変わらぬ痴話喧嘩 | 原清高 | |
| 出任せで世間を渡る口車 | 嵐 山 | |
| 見栄張った分だけ予算足が出る | おじ丸 | |
| 出る杭は打たれるほどに目立てない | 柳谷益弘 | |
| 披露宴新婦持ち上げボロも出る | 高橋太一郎 | |
| 外交の出物腫れもの目をつむる | 七ツ森客山 | |
| 昭和一桁出された物はみんな食う | 楠本 晃朗 | |
| 一回は飛び出てみたい籠の鳥 | 平松由美江 | |
| すんなりと出るイチローの大記録 | みのり | |
| はみ出してみるのもひとつ若いうち | 小田由実 | |
| 雑音をふるいに掛けて機を狙う | 茂 太 | |
| 泣きやまぬ子も連れて出る蛍狩り | 丸山重司 | |





























川柳句会トップ
川柳(課題吟)







