Web川柳句会
| 存分 |
| 課題「存分」入選作品 |
| 選考/二宮茂男 2010年2月募集分 |
| 存分に食べたふりして子に食わせ | 佐藤信則 | |
| 私のことかと、ドッキリ。今、まじめに働いて食えない人がいる。時給720円で働いて、所得税、年金、健康保険などを差し引くと、手取りは10万ソコソコ。おいしいものを食べたときのようにジワーッとくる秀句。 | ||
| 愛だけで足りない母の紙袋 | 牧 新山 | |
| 雲の上の母と息子のドラマ。鳩山家は女系の影響力が強いとか。母はブリジストン創業者の長女。息子は「政権交代」の立役者。毎日、「紙袋」で50万円が届けられるが、ぼんぼんは知らなかったと言う、スケールの大きい夢ドラマ。 | ||
| 存分に泣けと遺影が笑ってる | 小西章雄 | |
| 死体にすがりついて泣き叫ぶ遺族。目じりを細めてにこやかに笑うホッとした遺影。どこから見ても遺影はこちらを見ています。天国へ旅立つ仏さまと、生き地獄に残される遺族を客観視したドラマ。 | ||
| しゃぼん玉もうこれ以上歌えない | 岡田話史 | |
| 衣食住満ち足り男子草食化 | 星野睦悟朗 | |
| 好き放題やられ地球はなお耐える | 悠 歩 | |
| 小沢殿思い残しのないように | 杉山太郎 | |
| 圧巻はまだ先に置く絶頂期 | 見 乗 | |
| 存分に走る事無く老いた犬 | 楠部千鶴 | |
| 腹いっぱい食べただろうか渡り鳥 | 濱山哲也 | |
| 目一杯 愛受けたから親離れ | 柳谷益弘 | |
| 素振りだとあんなに強く振れるのに | かんなくず | |
| 残照の舞台は風のまま生きる | ささやん | |
| 存分にやれと言ったら動けぬ子 | のさっく | |
| 存分な嫌疑で不起訴独裁者 | 岸 愛三 | |
| 浄土ではできぬ遊びを娑婆でする | 伊塚紅白 | |
| 存分に働き家に居場所なく | 辻 貴希 | |
| 存分に働きたいが職が無い | 鶴巻 弘 | |
| 言うことは言って辞表を置いて来る | 彦 翁 | |
| サクラ咲く日へ天命を待つ努力 | 松村しげる | |
| ブレーキの効かないトヨタバッシング | 闘句朗 | |
| 存分にやれよは期待されていず | 日比日踊 | |
| 完璧な履歴書だから目立つ瑕疵 | 橋立英樹 | |
| 生きること謳歌している杉古木 | 加藤ゆみ子 | |
| 存分に愛した鰐がまだ狙う | 飯島章友 | |
| 贅沢が過ぎて病を負う不幸 | 石井沙江 | |
| 遠慮する美徳を知らず育つ子ら | 嵐 山 | |
| とっぷりと身に染みている下野の風 | 鹿野太郎 | |
| 子へ美田残さず俺は己の道 | 竹中正幸 | |
| たっぷりの時間ゆっくり孵化をする | 和田洋子 | |
| 存分を超えれば月は欠けていく | 熊坂よし江 | |
| 存分に臍繰りました判を押す | 高橋太一郎 | |
| 故郷で存分に泣く負け戦 | 原田和洋 | |
| 存分に走って良しと線を引き | 馬左史 | |
| 戦前を靡かせていた日章旗 | 望月 弘 | |
| クレームのシャワーを浴びて渡米する | 足立ミツエ | |
| 土になるまで存分に汗をかく | 二木 銑一 | |
| 存分に生きた証しか向こう傷 | 柄 宏一郎 | |
| 晩酌は妻の笑顔があればいい | 市川勲 | |
| 納税もせずにしこたま貯めたとさ | 土藏芳竹 | |
| 寝て食べてたんまりと飲む痩せ薬 | みんせい | |
| 存分に 暴れてみても 釈迦の手で | 駄柳庵 | |
| ケータイの電波届かぬ地下で酔う | 船山登 | |
| 半分の時間で元はもう食べた | おじ丸 | |
| 存分に輝いたから流れ星 | 斉尾くにこ | |
| 休日に一人っきりの本の虫 | 美高けい | |
| 存分に生きておつりはボランティア | 早 人 | |
| 長年の思い家裁でぶちまける | 岩堀洋子 | |
| 存分に暮らし不安が付き纏う | みのり | |
| 囓っても囓ってもある母の脛 | 吉井迷歩 | |
| オレ流を貫き通し土俵去る | 半 熟 | |
| 喋るだけ喋らせホシを逆探知 | 北 朗 | |
| 夜もすがらネットの旅で目の疲れ | 小春日和 | |





























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