Web川柳句会
| リボン |
| 課題「リボン」入選作品 |
| 選考/二宮茂男2009年1月募集分 |
| 手も足も出ないリボンでラッピング | 彦 翁 | |
| 100年に一度のピンチ。麻生さんは、金色のリボンで繕う。暗い世を明るく詠む心象句。が、読者はその裏を読む。ピンチをチャンスへ裏返す「消費拡大」。姑息な給付金でなく、正面から富の偏在を正せと叫ぶ。余韻を楽しめる句。 | ||
| 銃と銃リボン結びをしたらいい | 橋立英樹 | |
| 課題「リボン」で「銃」をイメージした。テロとの闘いよりも重要で困難な闘いが、暮らしの中に根を張る「銃」との闘い。「目には目」、「銃には銃」の睨み合い。比喩「銃のリボン結び」に魅せられる。 | ||
| リボン解くまでは通じていた誠意 | 竹中正幸 | |
| こころとこころを結び合う誠意の絆。睦ましい一家が一瞬に破滅することがある。父の死と、遺産相続劇。父の看護で強まった絆が、リボンの掛かった「遺言」の開封で吹っ飛ぶ。どこにでもある悲しい現実を、深い心象句にした。 | ||
| 空箱にリボンを付けたマニフェスト | 山口昭悦 | |
| 日本は上げ底・ハコもの主義。観光地の土産は今でも上げ底。岐阜、京都、米子等でリピーターとして一元客を案内して確認した。政治のマニフェストも立派なのはリボンだけ。中味が分からないままリボンと箱で選ぶ。 | ||
| 内定のリボン結んだまま解け | 闘句朗 | |
| チョコよりも私如何とラッピング | 高橋太一郎 | |
| 収賄と知っている手が解くリボン | かんなくず | |
| 受賞者の顔をリボンが紅く染め | 牧 新山 | |
| あのときのリボンが今も胸にある | つむじ風 | |
| 約束のリボンほどけぬよう結ぶ | 岡田話史 | |
| 学び舎にリボンのままの君が居る | 平松由美江 | |
| 筒に入れリボンを付けて出す辞表 | 伊塚紅白 | |
| 内容を派手なリボンが隠してる | つむじ風 | |
| 何色のリボンになるか給付金 | 杉山太郎 | |
| リボン付け粗品と書いてある粗品 | 岡部英夫 | |
| リボンより中味はきっといい筈だ | 鶴巻 弘 | |
| マドンナと呼ばれリボンが外せない | 加藤ゆみ子 | |
| リボン解き余生の小箱開けてみる | 世 潮 | |
| 乳がんにピンクリボンが立ち向かう | 岩堀洋子 | |
| 義理チョコとわかるリボンの結び方 | 小西章雄 | |
| 花束のリボンにあげる助演賞 | 望月 弘 | |
| 拉致家族リボンが小さ過ぎないか | 佐藤信則 | |
| 包装とリボンで品に下駄履かせ | 海光庵 | |
| 切られても固く結ばれてるリボン | 偲 映 | |
| 贈答の粗品にリボン似合わない | 土藏芳竹 | |
| 青は拉致黄色幸せ赤エイズ | 勇 鶴 | |
| 見とれてる胸の高さにあるリボン | 三浦無聊 | |
| 拉致帰還青いリボンが泣いている | 春 爺 | |
| 出来のええ写真に黒いリボンつけ | 日比日踊 | |
| 火の車リボンも熨斗も付けてやる | 大出何書 | |
| 拉致家族胸のリボンが色あせる | 平松由美江 | |
| 邪魔なほどリボンを付けて逃げる犬 | 濱山哲也 | |
| 喜びのリボンが白い蝶になる | 船水柳平 | |
| 渡されたでかいリボンの授賞式 | 沢田正司 | |
| 小心のカモフラージュへリボン付け | 斉尾くにこ | |
| リボン解くまでは華あるプレゼント | 市川 勲 | |
| プロポーズ言葉に愛のリボン掛け | 郷田みや | |
| もげそうな小指真っ赤なリボン巻く | 鹿野 椿 | |
| 包みにはたらい回しのリボン跡 | 伊田網人 | |
| 塀越しにリボンが揺れるかくれんぼ | キビレ | |
| 心にもリボンを掛けてお嫁入り | 楠部千鶴 | |
| リボン付けきれいな地球子に渡す | 三呉十伍 | |
| もう涙見せぬと決めて喪主リボン | 熊坂よし江 | |
| 新体操リボンは蝶にも蛇にもなる | 城戸幸二 | |





























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